第八話：幹部会議の続き ページ9
第三者視点
「気を取り直して諸君幹部会議を始めるぞ」
グルッペンがそう言うと幹部達の気配が一気に変わって何時もの和やかな(？)雰囲気からピリピリとした殺気立った雰囲気に変わった。
｢では早速今日の論題を発表する」
｢今日の論題はポートマフィアについてだ」
その言葉を聞いたときに幹部全員が殺気立ち今にも人を殺すような雰囲気を先程の殺気立った雰囲気に足して一般人がこの場に居たら真っ先に顔を青くするだろうとグルッペンはそう心の中で思った。
そしたら幹部の一人である鬱大先生が手を挙げて質問をしてきた
｢どうして態々森鴎外の居るポートマフィアについての討論をしなきゃいけないんや？」
その質問は幹部全員が思っただろう。
何故自分等の憎い過去に関連している森鴎外がボスを務めているポートマフィアについての討論をしなきゃならないんだとこの場にいる全員が思った事だろう。
そんな中でトントンがグルッペンの代わりに鬱大先生と言うよりかは幹部全員に説明を始めた。
｢最近、ポートマフィア等のヨコハマに居る異能犯罪組織が活発に活動を始めていてこのままだと我々だ軍にまで影響がくるからどうやってその影響を防ぐかの会議をしなきゃいけないんや」
そうトントンが言うと幹部全員の雰囲気が少し和らいでさっきの雰囲気よりかは幾分かましになった。
トントンが椅子に座るとグルッペンがポートマフィアに関する書類を一通り見て少し考えている様な表情をしたが直ぐに何時もの表情に戻し幹部達に指令をだした。
｢ゾムとショッピとシャオロンは一日ポートマフィアに潜入してポートマフィアの構成員名簿が正しいかどうかの確認をしてきてほしい。そしてその他の幹部たちは予定どうりだったら武装探偵社の社員名簿が正しいかどうかの確認をする予定の真琴とイトウの護衛を頼む｣
そうグルッペンが言うと幹部たちは一瞬目を合わせ直ぐにグルッペンへの敬意の言葉である
｢ハイル・グルッペン｣
と言い幹部会議は終了した。
その後グルッペンがロボロに話し掛けて
｢ロボロ、この後ルージュ達の会議があるんだがその会議をやるという情報が届いていない可能性があるから放送をして知らせといてくれ｣
｢了解。グルッペン・フューラー殿｣
｢改まって少し気色が悪いなぁ｣
｢やかましいわ❗まぁ、放送すりゃぁ良いんやろ｣
そうロボロは言うと放送室に向かっていった。
第九話：会議室に向かう前の会話→←第七話：これより幹部会議を始める
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作者名：豆腐野郎(元やつがれちゃん） | 作成日時：2019年7月2日 7時
