第二十三話：爆弾魔と狂犬とタバコと雪の華 ページ24
雪華視点
真琴達が探偵社に向かったのを確認すると
私は異能力を使い私とゾムさんとシャオロンさんとショッピさんの姿を変えるとポートマフィアが多くいると噂される港に向かった
「そういえば、今の俺たちの見た目ってなんなん？」
「あぁ、今の私たちの見た目は猫です」
「聞き間違えたかもしれへんからもう一度いってくれへんか」
「やから、猫ですって」
「そうなんか」
ゾムさんに今の私たちの見た目を聞かれたので答えたが何故か驚かれた
だって黒服の奴等に化けたら人数が多くなって怪しまれるしかといって一般人に化けるとすぐさま殺されるかも知れないのでだったら猫になって堂々と歩いたら良いのではと思い立ちゾムさん達には伝えずに実行をした結果こうなった
「何か複雑やな」
「まぁ、バレなかったらなんでもいいんですけどね」
「猫らしくここはいこうじゃありませんか」
シャオロンさんはどこか複雑そうだけども直ぐに仕事に専念することにしたらしい
ゾムさんとショッピさんも直ぐになれたらしく今は木箱の上からポートマフィアの奴等の顔を確認している
ポートマフィアの狗こと芥川とポートマフィア随一の体術使いの中原に黒蜥蜴の立原や広津やポートマフィアボスの森鴎外等の有名人物が何かを待っていた
だが、立原道造って何処かで聞いたことがあるような気がするようなしないような
そんな事を思いながら奴等の行動を確認しているとポートマフィアの港に密輸の船が到着して中原中也がその木箱を確認して受けとると直ぐにポートマフィアの奴等は撤退してしまってもぬけの殻になった
「結果的に言えば名簿通りに全員いましたね」
「せやな」
「帰ってグルッペンとかに報告やな」
「何か、あっさり終わりましたね」
「もうちょっと何かあっても対処したのになぁ〜」
ゾムさんたちはそんな事をぼやきながら歩き始めたので私もゾムさん達に追いつくように大股で歩いて軍に戻った
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作者名：豆腐野郎(元やつがれちゃん） | 作成日時：2019年7月2日 7時
