第二話：爆発現場の後処理は私達でしましょうか ページ3
意外と楽かもしれないと思ったが次の瞬間、リク上級大尉の怒号とイトウ兵長の謝る声が少し焦げ臭い廊下に響いた。
｢リク、ごめんってば！｣
｢今日こそは許さないからな！｣
｢本当にごめんなさい！｣
何があったんだ。
リク上級大尉は基本的には明るく面白い奴で滅多な事では怒らないため可笑しいなと思ったが怒らせた相手がイトウ兵長で私は前に
イトウ兵長は一言で言えば馬鹿でアホらしく(雪子軍曹曰く)今日リク上級大尉が怒った理由は多分イトウ兵長が何らかのリク上級大尉の地雷を踏んだんだと私は予想して心の中でアーメンと思い合掌をする。
そしたら、それに気づいたイトウ兵長が此方を見て助けを求めるような視線を向けた。
私は無視しようと思ったが戦闘狂のゾムとリク上級大尉の師匠のような人物であるシャオロンは興味をもって二人の所に向かって来た。
｢チッス！リク上級大尉とイトウ兵長！｣
｢お前ら何してるんや？｣
ゾムとシャオロンがそう話しかけるとリク上級大尉は驚いたような顔をした。
｢何で此処にゾム幹部とシャオロン様がいるのですか？｣
｢殺されるかと思った…｣
｢何でそんなにリク上級大尉は怒ってるんや？｣
｢ゾム幹部。それはこの馬鹿が今日、俺が剣術を修行していたら急に走って来て俺の予備の竹刀を勝手に持って行ったんですよ｣
｢だって、俺の竹刀をこの前お前の修行部屋に忘れて、その事を今日思い出して慌ててお前の修行部屋に行ったら俺のと似ている竹刀を見つけてそれで俺は、その竹刀を自分のだと思って持って行ったんだよ｣
｢これは、イトウ兵長の自業自得やな｣
｢シャオロン幹部、俺今日リクに殺されるかもしれません｣
｢あっそう｣
｢シャオロン幹部、お願いですから軽くあしらわないでください｣
｢異能力！生者に捧ぐ刀剣ノ
次の瞬間、リク上級大尉が異能力を発動させた。
｢俺、さっき言ったよな…今日こそは許さないって…｣
そうリク上級大尉が言うとリク上級大尉の背後に大量の刀剣が召喚されてイトウ兵長に向かって刀剣を投げた。
私と真奈美とシャオロンとゾムはこれは流石にヤバいと思い戦闘体制に入るとイトウ兵長の後ろから青少年の声と少女の声が聞こえた。
｢異能力、罪人達の狂った
｢異能力、桜花夜叉｣
第三話：折角、姐さんの所へ行こうと思ったのに→←第一話：我々の朝
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作者名：豆腐野郎(元やつがれちゃん） | 作成日時：2019年7月2日 7時
