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プロローグ ページ1
コツコツと心地の良い時計の針の音が静かな部屋に響いた。
この部屋はとある総統の部屋でさっきの時計も異国の高級な時計で部屋に敷いてある赤色のカーペットも高級品ということが言わずとわかる。
その部屋の中に黒色の軍服を着て軍帽を被っている男と赤色の軍服を着て報告書を書いている一見男のような容姿をした女がその部屋にいた。男は暫く無言で自身の手元にある写真付きの報告書を見ていたが飽きたように机の上に置いてそのまま自分の組織の構成員名簿のようなものを見だしたので女は少し呆れて男に自身が書いた報告書を見せながらある組織の情報を言いだした。
「武装探偵社及びポートマフィアの現段階での構成員の報告は以上でございます。」
「了解した。それにしても最近迷い犬達がこそこそとヨコハマを荒そうと企んでいるという情報もでているそうだが」
「追々確認をしておきます。では、私はこれで失礼させていただきます」
そう言って女はその部屋を立ち去った。男は報告書を見ながらまるで悪魔が人間の生贄を手に入れて笑っているような笑い声を部屋に響かせた。
男の名はグルッペン・フューラー、我々だ軍の総統である。そして女の名はルージュ、階級は大佐であり総統閣下秘書も務めている。
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作者名：豆腐野郎(元やつがれちゃん） | 作成日時：2019年7月2日 7時
