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ヒョンの胃がなくならないようにする。

約束まではいかなくとも昨日そんな話題を口にしたばかりだったのに人生何があるか分からないなと思った。




Aは、比較的冷静に物事が見れる。だからこそヒョンたちも弟たちも、それこそスタッフさんたちも信頼を置いているんだろうと思うけど、別に冷静だということが冷たい人間という表現に繋がるかと言われればそうじゃない。

Aが自分たちを見つめる瞳は“これ以上にないほど優しい”とスタッフさんに言われたことがある。そして、それはメンバーの皆も自覚していると思う。







___Aが自分たちを好いていてくれていること。


___この場所を大切だと思ってくれていること。






だからあの目があそこまで冷たくなるのかと衝撃的だった。けど、衝撃的だった割に何故か自分は冷静だった。


自分が聞いてしまったのは、見てしまったのは、パシッと響く乾いた音とAの声とその目だった。










 「何も見てない、何も見ようとしない、知らない、知ろうともしないお前らが好き勝手言うなよ」










自分が見てきた中でAが手を上げるのも、“お前”だなんて乱暴な言葉を使うのも初めてだった。


きっとそこで繰り広げられているのは自分たち(SEVENTEEN)の、自分の話のはずなのに傷付いたなんて感覚は微塵も思い浮かばなかった。

それどころか、あそこまで冷たい声色が出せるなら、これからの曲の幅が広がるな、なんて馬鹿げたことを考える。



相手の方もまさか“あの”Aから反撃を受けるとは思っても見なかったんだろう。胸倉を掴まれているやつがひゅっと怯えたように息を吸う音が微かに聞こえた気がした。










・「っなんだよいきなり…!今まで何も言わなかったくせに!」


 「そっちが先にうちの“自主制作”をバカにしたんだよ」



・「だって本当のことだろ。あんな大所帯…っ」


 「何でも構わないけど、うちの作曲家を貶したことは取り消してもらってもいいかな」








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(プロフ) - ぴょんさん» コメントありがとうございます。自分の文章にそう言ってもらえてすごく嬉しいです!こちらこそこれからもよろしくお願いします☺︎ (2022年9月26日 9時) (レス) id: 1c5041063e (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん(プロフ) - すごく深みのある文章で、読み応えがあります。とても面白い小説を生み出して下さりありがとうございます。これからも更新楽しみにしております(><)♡ (2022年9月26日 0時) (レス) id: 0051795449 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年9月23日 17時

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