NO.19 トレース ページ23
見ていたメンバーは呆然としているが、ボールを奪われた豪炎寺が1番固まっていた。
しかしAはそんな事を気にもとめず、近くにいた坂野上にパスした。
『(パスって軽めに蹴れば良いのかな…確か鬼道さんは…)坂野上さん、パスです。』
坂野上も呆然としていたが、Aの声により我に返る。そして前線にいる灰崎に、
坂「…！あっ、はい！灰崎さん！」
と言って、ロングパスを送る。
その声で、フィールド上の全員が我に返り、一斉に動き始めた。
その様子をベンチから見ていた趙金雲。ニヤリと怪しく笑い、
趙「もう芽生え始めましたか…！ほ〜っほっほっ！面白くなってきましたねぇ…！」
と言う。勿論、マネージャーもこれにはびっくりだ。
ちゃんと
________そして、そんなAを密かに睨みつける___。
誰も睨みつける___を見ては居なかったようだ。彼にとっては不幸中の幸い、と言う奴だ。
そのまま、紅白戦は続いた。Aは、風丸の動きしかしていなかったが、
それだけでも十分DFとしての役目を果たしていた。
_____________________________________________________________________
数十分経って。
結果は、2対1で、紅チームが勝った。
Aは少し悔しかったが、それよりも「楽しい」という気持ちが上回っていた。
『(これが…サッカー…か…。)』
と感動にふけっていたA。すると、後ろから鬼道と豪炎寺が声を掛ける。
鬼「猫屋敷、お前…。」
『！鬼道さん、豪炎寺さん…！お疲れ様です！』
豪「あぁ…。」
『…？どうしましたか2人とも……僕の顔に何か付いてるんですか……？』
Aを凝視する鬼道と豪炎寺。少し怯むA。
鬼「嫌、そういう訳では無いが…」
『じゃあ何なんですかっ…』
余りの怖さに、少し涙目になるA。この様な事は滅多に無い…。
だが、仕方あるまい、威圧感が凄(そうな)い2人に見下ろされながら見つめられているのだ。
全く表情筋が仕事をしないAでも、これは流石に涙目になる。
それを見て焦ったのか2人があたふたと慌て始める。
…いや、誰かこの(プチ)騒動止めてくれ、カオスになりかけてるんだが…
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きらら(プロフ) - 杳覇さん» なんか書いてたらこうなりました！育毛剤あげますね(( (2020年4月2日 18時) (
レス) id: 36a6836253 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - おおおお急展開！？主人公ちゃんが素敵すぎて萌え禿げました！！(( (2020年4月2日 16時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - 氷浦メグさん» すみません！ボードの使い方がわからなくて抜け落ちていました…！番外編の事まで考えてくださってありがとうございます！とてもいい案だと思います！ (2020年3月29日 20時) (レス) id: 36a6836253 (このIDを非表示/違反報告)
氷浦メグ(プロフ) - 番外編は清華がそっちの世界線に行き、猫屋敷さんがこっちの世界線に来ると言うのはどうですか？因みに清華の名前の読み方は「きょうか」です。 (2020年3月29日 20時) (レス) id: 3357bae399 (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - nmiyu0922さん» え、待って下さい!?やり直したら読者様が減る！()番外編理解してもらえて良かったです…!! (2020年3月28日 13時) (レス) id: 36a6836253 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きらら | 作成日時：2020年3月5日 12時
