妖28 ページ30
維波side
『ぁ、の…赤羽様…』
「んー?」
『そ、そろそろ…えっと…限界…、です…』
「え〜?もう?早くない?」
最早何枚か分からない程撮られ、流石にもう限界
赤羽様の服を掴み『もっ…無理…、です…。やめて下さぃ…』お願い
お願いすると赤羽様は「ちぇっ」と口を尖らし、スマホを下ろす
「も〜ちょっとイケそうだと思ったのにな〜」
『も、申し訳ありません…』
赤羽様の御要望に応えられなかった事に罪悪感
クッションに顔を半分、埋める
「そーえばさ」
隣にドカッと座る赤羽様
ちょっと…ビックリした…
「コレ、どーなってるの?」
“コレ”と、赤羽様が指を差したのは私の尾
「最初にAが着てたあの袴みたいのは生地をすり抜けて尻尾生えてたのに今はそうじゃないからさ」
赤羽様が仰った、“どーなってるの?”の意味が判らなくて首を傾げてたら赤羽様が意味を教えてくれ、納得
『私の故郷の服は全部、穴を空けなくても尾だけすり抜ける仕組みになってるんです。耳は人間より聴覚が優れてますけど…尾は、特に何もないので飾りみたいな感じですよ』
『強いて言うなら、感覚が鋭い位です』と加えた途端 赤羽様の目が光る
「へぇ…。どれどれ…」
『ヒャッ?!』
赤羽様に、メイド服から出てる尾を握られ、身体中に電流が走る感覚
「あはっ、かわいー声」
クルッと強制的に体勢を変えられ
赤羽様と向き合う形
「ねぇ、握る力変えたら啼き声も変わるの?」
『そ、そんなの、私が知る筈ないじゃないですか』
ニヤニヤ顔の赤羽様から顔を背け『第一、そんな事を気にする方あまり居なかったので』と加える
「ふ〜ん。て事は誰も知らないんだぁ…。じゃあ俺が調べてあげる」
『へっ?!』
赤羽様が良く判らない事を言いながらヌッと伸ばして来た手を反射で抑える
赤羽様の手を完全封鎖するには両手が必要で、赤羽様の片手を両手で抑え封じる
「両手使ってやっと1つ抑えれるとかかわい〜ね〜」
『あっ、ちょっ…!じ、時間も時間なので御夜食作りますね!!キッチンと食材お借りします!!』
もう片方、伸ばして来た赤羽様の腕を振り切ってソファーから降り脱出しキッチンへ
「Aって料理出来んの?」
『ぁ、はい。彼方では良く勝手に作ってましたので…』
態々キッチン迄来た赤羽様から距離を取り御答え
「ねぇ、何気に距離取らないでよ」と、不満気な赤羽様何て知らない
晩御飯の準備
此方の料理はした事ないけど…多分、大丈夫…
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サヤ - み〜ちゃむさん» み〜ちゃむさん?!うわありがとう御座いますめっちゃ尊敬してます!!一度もコメントしに行った事ない(失礼)んですけど最近完結した【それを心中と言うのだろう】がみ〜ちゃむさんの作品の中で一番好きです!!何度も読み返したりしました!!ありがとう御座います!! (2020年3月16日 15時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - み〜ちゃむさん» えぇっ……最近めっちゃストレートに伝えてくれる方多いやん……マジ照れるわ〜!ホンマかい。我ら作者も偶に見返したりすっけど削除したくなるゾ!何はともあれアザッした!! (2020年3月16日 15時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
み〜ちゃむ(プロフ) - この小説大好きです!何回も読み返してしまいます! (2020年3月16日 15時) (レス) id: a1f82c8f4e (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 麗花さん» お褒めの言葉ありがとう御座います!いえいえそんな、私達何てまだまだですよ。先程誤字が無いか今更な確認をしてたらあまりのグダグタ差に恥ずかしくなりましたし…。 (2019年9月1日 13時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
麗花 - またまた来ました麗花です〜こちらも面白いですね〜?私の場合文がまとまらないので… (2019年8月29日 13時) (レス) id: 91777e8ddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サヤ&アヤ x他1人 | 作成日時:2017年10月8日 21時