妖24 ページ26
維波side
『あの…赤羽様』
「んー?」
『オシオキって…こんなので良いのですか?』
現在の状況
赤羽様を膝枕
移動出来なく、赤羽様の短い髪が直に膝に当たって擽ったいが、てっきり殴られると思ってたオシオキが膝枕で未だに信じれず質問
だって…膝枕した途端赤羽様の不機嫌が減り、今何て上機嫌何だもん…
裏があるとしか思えない
私の質問に赤羽様は「なぁに?もっと過激なオシオキの方が良かった?」と、口角を上げる
「Aちゃんが望むなら今からでも『嫌です。勘弁して下さい』はいはい」
クスクス笑う赤羽様
一体何が面白いんでしょう…
特にする事もなく、赤羽様の綺麗な赤髪を指で梳いてた時今朝型のスマホと云う物…小さい電話が音を出す
取り敢えず手に取り…………………どうしよう
「誰?」
『…え?』
「液晶に名前書いてあるでしょ?」
赤羽様の言葉に再び画面に目を向けるけど…
『分から…なぃ…です…』
『ごめんなさい…』と謝ってから赤羽様にスマホを渡す
が
何故か赤羽様は受け取ろうとしない
『?あの?』
「………A、この文字読めないの?」
“この文字”と赤羽様が指したのはスマホの画面に浮かんでる何か
此処(この世界)で何度も見掛けた物は、この世界の文字何だと今理解し、顎を引く
「ふぅん。そっかぁ。読めないんだぁ〜…」
赤羽様はニヤァ〜と怪しい笑みを浮かべつつ身体を起こす
あ、やっと足が自由になった
少々乱れたスカートを正してれば赤羽様に顎を上げられ目が合う
「なら、俺が教えてあげる」
『……ぇ?』
赤羽様は、「何か文句ある?」と、訊いて来た癖に私の顎から手を離さない為、頷く事も左右に振る事も出来ない
『あの…赤羽さ「俺、直接Aの口から返事聞きたいんだけど?」え?ぁ、ご、ごめんなさい』
目が合い続けてるのが
恥ずかしくなって
今すぐ目を逸らしたいのに
それを赤羽様が許して下さらない
息を呑み、
スカートを握り締める
『えっと、お、お願いします…』
満足したのか、
顎から赤羽様の手が離れ
急いでペコッと
頭を下げる
「んじゃ、今から始めよっか」
今から…て事は…もうオシオキタイム終わり…?やった…
赤羽様の誘いに小さく
ガッツポーズ
些細な喜びも束の間
「あぁそれと、」って赤羽様の声に顔を上げる
「今は中断したってだけで、オシオキは俺の気が済む迄だから。ね?」
笑顔で、最低な事を口にする
赤羽様の姿はそう、まるで…
…………悪魔
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サヤ - み〜ちゃむさん» み〜ちゃむさん?!うわありがとう御座いますめっちゃ尊敬してます!!一度もコメントしに行った事ない(失礼)んですけど最近完結した【それを心中と言うのだろう】がみ〜ちゃむさんの作品の中で一番好きです!!何度も読み返したりしました!!ありがとう御座います!! (2020年3月16日 15時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - み〜ちゃむさん» えぇっ……最近めっちゃストレートに伝えてくれる方多いやん……マジ照れるわ〜!ホンマかい。我ら作者も偶に見返したりすっけど削除したくなるゾ!何はともあれアザッした!! (2020年3月16日 15時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
み〜ちゃむ(プロフ) - この小説大好きです!何回も読み返してしまいます! (2020年3月16日 15時) (レス) id: a1f82c8f4e (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 麗花さん» お褒めの言葉ありがとう御座います!いえいえそんな、私達何てまだまだですよ。先程誤字が無いか今更な確認をしてたらあまりのグダグタ差に恥ずかしくなりましたし…。 (2019年9月1日 13時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
麗花 - またまた来ました麗花です〜こちらも面白いですね〜?私の場合文がまとまらないので… (2019年8月29日 13時) (レス) id: 91777e8ddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サヤ&アヤ x他1人 | 作成日時:2017年10月8日 21時