妖22 ページ24
赤羽side
授業終了後殺せんせーの大切な本に蛙や蚯蚓を仕掛けてすぐ下校
万が一泥棒とか入って来てAのあの(耳と尾生やしてる)姿見たら問答無用で連れてくかもしれないし…
歩くスピードを速める
*
家の真ん前に着き何も異変がない事に安心
安堵の息を吐きつつドアを開く
と
「ッ?!」
一瞬 自分の目を疑った
棚の所に
包丁と覆面
下校時に思った事が頭に浮かび上がり急いで中に入る
リビング迄そう長くない廊下
やけに長く感じる
「A?!」
そんな錯覚を覚えつつ
ドアを開け、Aの無事を確認
と
同時に驚愕
理由は見知らぬ男が
人ん家のソファーの上で寝てるから
それも、Aの膝に頭を乗せて…
Aが、出迎えず申し訳ありませんとか言いながら頭を下げてるけどどうでも良い
急き立てる苛立ちに対抗する術何て知らず、取り敢えず無言でAの方へ
判り易い位不安の色を覗かせるAの前迄行き、横へ
小首を傾げてるAを少し見てから、取り敢えず男の鳩尾に1発
驚愕声で俺の名前呼ぶAに、大窓を指差し窓を開ける様指示
丁寧に、優しく男の頭をずらしてるAにイラッと来る
何で空巣を膝枕してるワケ?大体Aは警戒心無さすぎ
いやまぁ…仕方ない事だと思ってるけどさぁ…
…
今も尚、人の家のソファーで爆睡してる泥棒に苛つきが倍増し、泥棒の胸倉を掴む
少し遅れてこの状況を見たAが再度可愛く、驚いた声で俺の名前を口にしてるけど無視
男を引き摺り、
Aの目の前に立つ
身長差
Aを見下ろす
心配そうな上目遣い
Aの視線の先には俺が引き摺ってる空巣の男
その心配そうな視線が俺じゃない奴に向けられてる事実に苛々
「…退いて」
自分で驚く程出た低い声に
当然、Aは目を見開いて一歩、横へ
意を固め、Aが不安にならない様裏声を出し窓から男を放り投げる
何もなかったみたく窓を閉めて…
「よしっ」
額の汗を拭う動作をすれば『満足顔しないで下さい!!』とAが怒る
『こんな雨の中外に出しては水浸しになりますよ?!』
「それが?」
俺の返しにAは震えた声で『あの方、具合が宜しくないんですよ…?』と
「具合が悪くても犯罪は犯罪だよ。そんな事より…」
いつの間にか移動してたAに一歩、近付くとAは肩を震わせ後退る
構わずに一歩、一歩、近付く
「御主人サマが不在の間、あの男と…何してた?」
Aの背
壁と密着
追い詰めた
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サヤ - み〜ちゃむさん» み〜ちゃむさん?!うわありがとう御座いますめっちゃ尊敬してます!!一度もコメントしに行った事ない(失礼)んですけど最近完結した【それを心中と言うのだろう】がみ〜ちゃむさんの作品の中で一番好きです!!何度も読み返したりしました!!ありがとう御座います!! (2020年3月16日 15時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - み〜ちゃむさん» えぇっ……最近めっちゃストレートに伝えてくれる方多いやん……マジ照れるわ〜!ホンマかい。我ら作者も偶に見返したりすっけど削除したくなるゾ!何はともあれアザッした!! (2020年3月16日 15時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
み〜ちゃむ(プロフ) - この小説大好きです!何回も読み返してしまいます! (2020年3月16日 15時) (レス) id: a1f82c8f4e (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 麗花さん» お褒めの言葉ありがとう御座います!いえいえそんな、私達何てまだまだですよ。先程誤字が無いか今更な確認をしてたらあまりのグダグタ差に恥ずかしくなりましたし…。 (2019年9月1日 13時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
麗花 - またまた来ました麗花です〜こちらも面白いですね〜?私の場合文がまとまらないので… (2019年8月29日 13時) (レス) id: 91777e8ddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サヤ&アヤ x他1人 | 作成日時:2017年10月8日 21時