妖1 ページ3
維波side
暗い夜
「今日の態度は何だ…!!」
大人の男達にいつもの部屋の壁に叩き投げられいつもの様に殴れ､蹴られる
「お前何か…!!見た目しか価値ない癖に…!!」
『ごめ…なさぃ…』
ドカドカ蹴られ､身体からは赤い赤い血が飛び出､男の靴に付着
男は「俺の靴に!!」と怒り御腹を踏まれる
何回も…何回も…
『ごめ…ん…なさ…い…』
"ごめんなさい"
反抗したら殴られるだけじゃ済まないって事を学んだから…"ごめんなさい"ごめんなさい"って言葉を口にする
いつ迄も終わらないこの苦痛に…いつ迄も耐えなきゃならない
彼方此方痛くて…“人間”が恐くて…震えが…止まらない
「お前が…ちゃんとやらねぇから…!!」
“売値が下がった”
そう言い1人の男が取り出すのはナイフと云う物
嫌だ…
『ぃや…だ…』
“恐怖”で固まり掛けてる体を動かし出来るだけ小さく体を折り畳む
ブンｯと男がナイフを振り上げた処を他の男達が私を蹴るのをやめ「やめろ」と止める
「刃物の傷は治り難かっただろ」
その一言で男は舌打ちしナイフを仕舞う
ナイフを仕舞ったらいつもみたく男は私の髪を掴みいつもの真っ暗な部屋へ投げ入れ最後は足にｼﾞｬﾗｯとした何かを付ける
「明日迄にその傷治しとけ!!分かったか?!」
明日迄に治させるなら殴らなければ良いのに…
そんな事言えず『は…ぃ…』と声を絞りだし返事
ｶﾞｼｬﾝと扉が閉まった音
閉まった扉には血痕
初めてこの部屋に入れられた時扉を引っ掻いて付いた私の血
あの扉がある限り私は…此処から出られない
此処は神様を纏わる所だと…前､誰かが言ってたけどそんなの嘘
神様を纏わる場所にあんな奴等しか居ない筈ない
もし…本当に神様を纏わる場所で…神様が居るなら…その神様は…随分と薄情で卑劣な神様
『…ｯ』
ﾎﾞﾀﾘﾎﾞﾀﾘ 雫が床を濡らす
『ふっ…ぅぁ…』
阿吽が部屋に広まる
もう何度泣いただろう
“自由”になりたいって
『ｯ…ふっ……ぅ…』
もう何度願っただろう
此処から“出たい”って
そんな事…願っても無駄なのに…
願いは…叶わないのに…
忘れ様とすればする程願いが大きくなって…
惨めな私を…何処からか吹いた風が嗤った
もう…惨めでも良い
それでも良いから…
“御願い”
誰か私を連れ出して
この汚れた場所から私を出して
それ以上高望みはしないから＿＿＿
『助…けて…』
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サヤ - み〜ちゃむさん» み〜ちゃむさん?!うわありがとう御座いますめっちゃ尊敬してます！！一度もコメントしに行った事ない(失礼)んですけど最近完結した【それを心中と言うのだろう】がみ〜ちゃむさんの作品の中で一番好きです！！何度も読み返したりしました！！ありがとう御座います！！ (2020年3月16日 15時) (
レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - み〜ちゃむさん» えぇっ……最近めっちゃストレートに伝えてくれる方多いやん……マジ照れるわ〜！ホンマかい。我ら作者も偶に見返したりすっけど削除したくなるゾ！何はともあれアザッした！！ (2020年3月16日 15時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
み〜ちゃむ(プロフ) - この小説大好きです！何回も読み返してしまいます！ (2020年3月16日 15時) (レス) id: a1f82c8f4e (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 麗花さん» お褒めの言葉ありがとう御座います！いえいえそんな、私達何てまだまだですよ。先程誤字が無いか今更な確認をしてたらあまりのグダグタ差に恥ずかしくなりましたし…。 (2019年9月1日 13時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
麗花 - またまた来ました麗花です〜こちらも面白いですね〜？私の場合文がまとまらないので… (2019年8月29日 13時) (レス) id: 91777e8ddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヤ&アヤ x他1人 | 作成日時：2017年10月8日 21時
