妖18 ページ20
赤羽side
遅刻ならもう少しゆっくりしてから行こっと思い部屋から出て行としてたAを捕獲
ベッドに座らせ頭を撫でて落ち着かせてた時Aが『そういえば…』と思い出した風に口開く
『赤い髪に赤羽って姓、珍しいですよね』
『会ったのこれで2人目です』ってAの発言に疑問
「2人目?」
片方なら兎も角…どっちもって…
嫌な予感がし
スマホを弄る
アルバムを開いて…
「Aが会ったって奴さ、この人?」
写真を見せるとAは瞬き
Aに見せた写真は1ヶ月ちょっと前に一時帰宅して来た俺の両親
ぱちぱち瞬きしてるAに「違った?」と訊けばAは首を横に振る
『只、この男性の方は知らないなと…』
『脳の細胞が壊れ掛けてるのでしょうか…?』って何か恐ろしい事を言い思い出そうとするAの頭を雑に撫でる
『?赤羽様?どうかしましたか?あ、絶対会ってる筈だから早く思い出せの合図ですか?ごめんなさい。それなら頑張って思い出してみますね』
変な誤解をし始めたAに「違うから安心して」と言えばAはあからさまに安堵の色を浮かべる
『余程の事や印象深くない限り興味ない方の顔や名前何て覚えませんので良かったです!安心しました!それで…えっと…この方は?』
笑顔で、多分無自覚に毒吐いて然り気無く話を戻し訊いて来るAについ苦笑が漏れる
「此奴等はね、俺の両親」
『両…親?赤羽様に?……え??』
「待って。何で困惑してんの?」
『だって…赤羽様に御両親が…』
「居るから。1人暮しなだけでちゃんと両親居るから」
何か言いたげなAに「遠慮何かしなくて良いから言って?」と言えばAは少し言い難そうに口開く
『…悪い子には…親が居ないんですよ?』
遠回しに悪い子って言われた気がする
話を逸らす為「この女の人に何もされなかった?」と訊けばAはぎこちなく顎を引く
『迷ってた時、人参に魂が抜けた兎を描き、戴きました』
「母さん何やってるの?!」
まさかの出来事に驚愕
Aは首傾げて不思議そうにしてるし…おかしいと感じるのは俺だけ??
「えーと…何か言われた?」
『はい。“思い立ったら即実行するべきだ”と。私はそのアドバイスのお陰で、主人から逃げれました』
好奇心でどうやって逃げたのか訊けば『側近でしたので食事中の主人を猿轡して頭に油を掛け、ロープで手足を拘束しました』と笑顔で説明してくれたA
…然り気無く恐ろしい事説明された気がする
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サヤ - み〜ちゃむさん» み〜ちゃむさん?!うわありがとう御座いますめっちゃ尊敬してます!!一度もコメントしに行った事ない(失礼)んですけど最近完結した【それを心中と言うのだろう】がみ〜ちゃむさんの作品の中で一番好きです!!何度も読み返したりしました!!ありがとう御座います!! (2020年3月16日 15時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - み〜ちゃむさん» えぇっ……最近めっちゃストレートに伝えてくれる方多いやん……マジ照れるわ〜!ホンマかい。我ら作者も偶に見返したりすっけど削除したくなるゾ!何はともあれアザッした!! (2020年3月16日 15時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
み〜ちゃむ(プロフ) - この小説大好きです!何回も読み返してしまいます! (2020年3月16日 15時) (レス) id: a1f82c8f4e (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 麗花さん» お褒めの言葉ありがとう御座います!いえいえそんな、私達何てまだまだですよ。先程誤字が無いか今更な確認をしてたらあまりのグダグタ差に恥ずかしくなりましたし…。 (2019年9月1日 13時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
麗花 - またまた来ました麗花です〜こちらも面白いですね〜?私の場合文がまとまらないので… (2019年8月29日 13時) (レス) id: 91777e8ddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サヤ&アヤ x他1人 | 作成日時:2017年10月8日 21時