妖15 ページ17
維波side
『あの…私ソファーで平気ですよ?』
「ダーメ。風邪引くよ?」
夜、時間も時間だから寝よっかと赤羽様が言い、私を横に担ぎ"ベッド"と云う所へ向かう赤羽様
取り敢えず赤羽様から下り様と身を捩らせれば低く、「A」と呼ばれた
「あんまり反抗すると…オシオキ、するよ?」
『暴力…ですか?』
赤羽様が、手を出す方には思えないけど念の為確認
確認すれば赤羽様は「暴力じゃないけど、Aが嫌がる事」と、何だか危ない笑顔を浮かばせる
暴力…、じゃないなら…
『何、されても良いです』
赤羽様が、深く、溜息
「A、そういう事男に言っちゃ駄目」
『?何でです?』
何度訊いても赤羽様は「兎に角、絶対駄目」としか答えて下さらず何で駄目なのか理由が分からない
分からない事は教えてあげると仰ってたのに…
『赤羽様、イジワルです』
「はいはい」
『ケチ』
「はいはい」
『赤髪』
「はいは…待って。それ悪口になってないよ。そしてその“騙された!!”って顔やめよう?何も騙してないから」
赤羽様に文句を言ってたら1つの扉の前で赤羽様が停止
ぁ…赤羽様の両腕…
赤羽様に代わりドアノブを傾ける
傾け、赤羽様が足でドアを押し、中へ
『部屋、ですね』
「まさかの感想で驚きを隠せない」
軽く苦笑しながらベッドと云う物の上に優しく下ろしてくれる赤羽様
『これが…べっど…?…ソファーよりふかふかです…!』
「ん〜、Aが触ってるのは枕ね。ベッドの一部」
隣に、腰掛けて説明して下さる赤羽様
一部、って事は…
『ベッドの顔…、ですか…?』
「何がどうしてそうなったのか俺には理解出来ない」
赤羽様は「取り敢えず顔じゃないよ」と付け加える
『そう…ですか…。じゃあこの枕が無いとベッドと云うのは成り立たないのですね!』
「枕どんだけ最強なの?」
赤羽様に分からない事が私に分かる訳ないので無視
枕を軽く叩いてたら急に視界が変わった
「枕いつ迄も叩いてちゃダーメ。もう寝よ?」
『申し訳ありません。そうですね。寝ま……え?』
覆い被さってる赤羽様に『一緒に…寝るのですか?』って訊けば赤羽様は当然だと言わんばかりの態度で肯定
『そう…ですか…』
「嫌なの?」
赤羽様の質問に
首を横に振る
『今迄、一緒に寝るとしたら才の放れた方ばかりだったので少し驚いただけです』
「ふーん…」
ムッとした顔の赤羽様に
申し訳なく感じる
嘘 吐いた事、御許し下さい
嘘が一つ
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サヤ - み〜ちゃむさん» み〜ちゃむさん?!うわありがとう御座いますめっちゃ尊敬してます!!一度もコメントしに行った事ない(失礼)んですけど最近完結した【それを心中と言うのだろう】がみ〜ちゃむさんの作品の中で一番好きです!!何度も読み返したりしました!!ありがとう御座います!! (2020年3月16日 15時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - み〜ちゃむさん» えぇっ……最近めっちゃストレートに伝えてくれる方多いやん……マジ照れるわ〜!ホンマかい。我ら作者も偶に見返したりすっけど削除したくなるゾ!何はともあれアザッした!! (2020年3月16日 15時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
み〜ちゃむ(プロフ) - この小説大好きです!何回も読み返してしまいます! (2020年3月16日 15時) (レス) id: a1f82c8f4e (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 麗花さん» お褒めの言葉ありがとう御座います!いえいえそんな、私達何てまだまだですよ。先程誤字が無いか今更な確認をしてたらあまりのグダグタ差に恥ずかしくなりましたし…。 (2019年9月1日 13時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
麗花 - またまた来ました麗花です〜こちらも面白いですね〜?私の場合文がまとまらないので… (2019年8月29日 13時) (レス) id: 91777e8ddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サヤ&アヤ x他1人 | 作成日時:2017年10月8日 21時