妖13 ページ15
赤羽side
『ごめんなさいごめんなさい〜!』
弱々しく、涙目になって謝る彼女を脱衣所へ連行
「御風呂、入りたいんでしょ?」
『入りたいですけど赤羽様とは入りたくないです!!』
嫌がる彼女に「別に良ーじゃん。どーせなら一緒に入ろ〜」と返す
勿論一緒に入るとかそんな変態みたいな事しないけど嫌がってるAが可愛くて、中々止めれない
嫌だ嫌だと激しく首を左右に振りどんどん目頭に涙を溜めてくA
「言い忘れてたけど〜」
もっと苛めたくて
一旦区切り笑顔を浮かべる
「さっき俺の手を抓った、オ シ オ キ 」
一音一音、区切って笑顔で言えば
Aの顔から血の気が引く
多分『(抓っただけで此処迄されるの?!)』とか思ってるんだろ〜な〜
『ッ…赤羽様…』
嫌がってるAを見て、口角が上がるのが自分で判る
ボロボロ 遂にAの目から涙が零れ落ち、手を離そうとした時Aが自由な片手を俺に向け何かを呟く
瞬間 強風が来、身体が吹き飛んだ
「ッ…」
ドアにぶつけた背中を、軽く擦る
軽く擦ってたら被さる影
『赤…、羽…様…申し訳ありません…!あの…大丈夫…ですか…?』
眉を下げ、屈み同じ目線に合わせて来たAに「大丈夫」と返す
「ドアに背中ぶつけたけど何か見えないクッションみたいなのがあってあんま衝撃来なかったし」
そう、ホントの事を言った瞬間Aはあからさまに安心した顔
「処でさぁ、」
Aが伸ばして来た腕を引っ張り顔を近付ける
みるみる顔を朱に染めてくA
かぁわい〜
「さっきの風、何?」
そんなAに気付いてない振りをして、思った事を隠さず訊くと、A少し躊躇った後、袖を捲る
「何…これ…?」
Aの腕には何か…古代文字に似た字がびっしり書かれてる烙印
『ローレックです』
聞き覚えのない言葉
首を傾げる
『ローレックには大まかに分けると海、陸、天、3つの類があり、5才を越えたらランダムでローレックが1つだけ刻まれ、人に依りますがその種を使える様になります』
そっと烙印を撫でAは『ですが』と続ける
『私のは3つの類が全て使える様組まれてるやつです』
『その代わり、力の消費が激しいのですが』とAは苦笑
「…何で捕まってたの?」
んな能力あんなら捕まんなくね?の意を込めて訊くとAは『人間界に来た時騙されて他の国で売られたんです』って笑顔で応答
Aの話聞いてて思う
それって闇オークションじゃ…
206人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「赤羽業」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サヤ - み〜ちゃむさん» み〜ちゃむさん?!うわありがとう御座いますめっちゃ尊敬してます!!一度もコメントしに行った事ない(失礼)んですけど最近完結した【それを心中と言うのだろう】がみ〜ちゃむさんの作品の中で一番好きです!!何度も読み返したりしました!!ありがとう御座います!! (2020年3月16日 15時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - み〜ちゃむさん» えぇっ……最近めっちゃストレートに伝えてくれる方多いやん……マジ照れるわ〜!ホンマかい。我ら作者も偶に見返したりすっけど削除したくなるゾ!何はともあれアザッした!! (2020年3月16日 15時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
み〜ちゃむ(プロフ) - この小説大好きです!何回も読み返してしまいます! (2020年3月16日 15時) (レス) id: a1f82c8f4e (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 麗花さん» お褒めの言葉ありがとう御座います!いえいえそんな、私達何てまだまだですよ。先程誤字が無いか今更な確認をしてたらあまりのグダグタ差に恥ずかしくなりましたし…。 (2019年9月1日 13時) (レス) id: fb5777db69 (このIDを非表示/違反報告)
麗花 - またまた来ました麗花です〜こちらも面白いですね〜?私の場合文がまとまらないので… (2019年8月29日 13時) (レス) id: 91777e8ddd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:サヤ&アヤ x他1人 | 作成日時:2017年10月8日 21時