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そして、彼は見たことの無い表情になった。
…………茹でダコみたいになった。

「……マジ?」
「マジ」

彼は真っ赤な顔のまま私を見下ろして動かないので、私は笑って口を開いた。

「で、返事は?」
「……おれも、好き」

彼はくたっと私に抱きつく。
私は肘をついて体を半分起こし、彼の背中をぽんぽん叩いた。

「……零夜はいろんな子と付き合うから、私の事なんて眼中に無いと思ってたけど」
「……あった。ずっと」

彼の顔はまだ少し赤い。
が、どうやら平静を取り戻してきたようだ。

「でもお前、俺の事友達としてしか見てない感じで、しかもめちゃくちゃ無防備だし。……今も」
「うわっ」

また床ドン状態に逆戻りだ。
彼はすっかり余裕を取り戻し、ニヤッと笑っている。

「……もうちょっと警戒しろよ」

彼の髪の毛が顔を擽るのを感じ、一瞬後には唇が触れ合った。

何度かのキスの後、私は彼に言った。

「……手が早い」
「お前がこういうことされてもいいって言ったんだろ」
「そうだけど」

私は少し目をそらした。
のを彼は目敏く見て、意地悪な笑みを浮かべる。

「あれ、もしかして照れてる?」
「……」

答えないでいると、彼は私の耳朶を甘噛みする。

「っ……!」
「……あー、ほんと、なんでそんな可愛い顔すんの」

もう逃がさないから、と甘く囁かれたその声に、私は鼓動が速くなるのを感じた。

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Niko(プロフ) - フォローさせていただきました......!こちらこそよろしくお願いします! (8月20日 18時) (レス) id: f73d5be156 (このIDを非表示/違反報告)
餅屋(プロフ) - Nikoさん» 作りました!きっかけを頂きありがとうございます!ご負担になった場合はフォロー外して頂いて構いません。よろしくお願いします! (8月20日 15時) (レス) id: 51ef15773f (このIDを非表示/違反報告)
Niko(プロフ) - 返信ありがとうございます、嬉しくて泣きそうです!もしアカウントをお作りいただけるのでしたら本当に嬉しいです......! (8月20日 13時) (レス) id: f73d5be156 (このIDを非表示/違反報告)
餅屋(プロフ) - Nikoさん» 無視して頂いて大丈夫です。もし需要があるようでしたらアカウントを開設します。いつも作品を読んで頂いて本当にありがとうございます。 (8月20日 3時) (レス) id: 51ef15773f (このIDを非表示/違反報告)
餅屋(プロフ) - Nikoさん» 良いかと思います。ただ、最新の物語が一番好きでいらっしゃるという貴方のような奇特な性癖の方(すみません)を、正直に申し上げますと逃すのは惜しいため、新しくアカウントを開設した場合に繋がらせて頂くことは可能でしょうか?ご気分を害してしまったようでしたら (8月20日 3時) (レス) id: 51ef15773f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:餅屋 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2014年3月18日 18時

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