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【友達?】1 ページ33

勉強会をしようということで零夜の家に来ている。
物理の問題を解いていた彼は、シャーペンを放り出して机に突っ伏した。

「あー。わかんねえ」
「私は生物選択だからもっと分からない」

零夜は身を乗り出して私のノートを覗き込んだ。

「ん、積分やってんの?」
「そう」
「休憩しない?」
「これ終わったらね」

数式をガリガリと書き連ねていると、彼は何故か私の後ろにまわってきた。
それを無視して問題を解き続けていると、彼は私の髪を掬いとって、梳かすように指を通した。

「……綺麗な髪だよな」

彼は独り言のようにそう言って、前に落ちてきていた髪を私の耳にかけた。
指が耳を掠める感覚に肩を揺らす。
と何故か耳をくいっと引っ張られた。

「いたっ!……なにしてんの」
「……耳触られると気持ちいいってほんとなのかなーと思って」

私はため息をついた。

「自分の彼女に試して」
「?この間別れた」

呆れた。付き合っていくらも経ってないだろうに。

彼は優しい手つきで耳の形をなぞっていく。

「ちょっ、……」
「……顔が赤い」

彼は楽しそうにそう呟き、今度は正面から手を伸ばしてくる。

「待って、零夜、」
「やだ。……お前案外可愛い反応するんだな」

2→←あとがき



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Niko(プロフ) - フォローさせていただきました......!こちらこそよろしくお願いします! (8月20日 18時) (レス) id: f73d5be156 (このIDを非表示/違反報告)
餅屋(プロフ) - Nikoさん» 作りました!きっかけを頂きありがとうございます!ご負担になった場合はフォロー外して頂いて構いません。よろしくお願いします! (8月20日 15時) (レス) id: 51ef15773f (このIDを非表示/違反報告)
Niko(プロフ) - 返信ありがとうございます、嬉しくて泣きそうです!もしアカウントをお作りいただけるのでしたら本当に嬉しいです......! (8月20日 13時) (レス) id: f73d5be156 (このIDを非表示/違反報告)
餅屋(プロフ) - Nikoさん» 無視して頂いて大丈夫です。もし需要があるようでしたらアカウントを開設します。いつも作品を読んで頂いて本当にありがとうございます。 (8月20日 3時) (レス) id: 51ef15773f (このIDを非表示/違反報告)
餅屋(プロフ) - Nikoさん» 良いかと思います。ただ、最新の物語が一番好きでいらっしゃるという貴方のような奇特な性癖の方(すみません)を、正直に申し上げますと逃すのは惜しいため、新しくアカウントを開設した場合に繋がらせて頂くことは可能でしょうか?ご気分を害してしまったようでしたら (8月20日 3時) (レス) id: 51ef15773f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:餅屋 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2014年3月18日 18時

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