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エピローグ ページ24

腕の中で、まだ温かいAを、彼は見つめていた。
その身体が、急速に温度を失っていっても、しばらくの間眺めていた。

やがて、外気と同じくらいに冷たくなった身体を、彼はそっと教室の床に寝かせた。

Aは僅かに微笑んでいて、真っ白になった顔色と、酷く飛び散った血を除けば、眠っているようにも見えた。

「……ありがとう。これであと百年くらいは飢えずに済む」

彼は立ち上がり、机の上にほうってあったプリントをとった。

「……律儀で、素直で、……馬鹿な奴だ。プリントなんか取りに来なければ、明日もいつも通りだったのに」

今冷たくなっている彼女には、思わせないようにしていたことだった。

「死ぬ直前まで、ちゃんと幸せだったか?」

彼の声色は冷たかった。
彼は無表情だったが、ふいに表情を緩めて、Aの色を失った唇に親指で触れた。

「……もう返事をしないんだな」

彼は教室に生けてあった花のうちの一つを取って、Aの横に置いた。

「おやすみ。いい夢を」









『続いてのニュースです。今朝、午前8時頃に、○○在住の夏目Aさんが遺体で発見されました。死因は失血死と見られており……』

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Niko(プロフ) - フォローさせていただきました......!こちらこそよろしくお願いします! (8月20日 18時) (レス) id: f73d5be156 (このIDを非表示/違反報告)
餅屋(プロフ) - Nikoさん» 作りました!きっかけを頂きありがとうございます!ご負担になった場合はフォロー外して頂いて構いません。よろしくお願いします! (8月20日 15時) (レス) id: 51ef15773f (このIDを非表示/違反報告)
Niko(プロフ) - 返信ありがとうございます、嬉しくて泣きそうです!もしアカウントをお作りいただけるのでしたら本当に嬉しいです......! (8月20日 13時) (レス) id: f73d5be156 (このIDを非表示/違反報告)
餅屋(プロフ) - Nikoさん» 無視して頂いて大丈夫です。もし需要があるようでしたらアカウントを開設します。いつも作品を読んで頂いて本当にありがとうございます。 (8月20日 3時) (レス) id: 51ef15773f (このIDを非表示/違反報告)
餅屋(プロフ) - Nikoさん» 良いかと思います。ただ、最新の物語が一番好きでいらっしゃるという貴方のような奇特な性癖の方(すみません)を、正直に申し上げますと逃すのは惜しいため、新しくアカウントを開設した場合に繋がらせて頂くことは可能でしょうか?ご気分を害してしまったようでしたら (8月20日 3時) (レス) id: 51ef15773f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:餅屋 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2014年3月18日 18時

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