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三日目 ページ3

「ねー、シニガミ」

呼び名は戻した。わたしの名前を呼んでくれないから。

「……なんだ、人間」

「魂ってどうやってとるの?」

「は?」

シニガミは呆れたような顔でわたしを見る。

「……命知らずだな」

腕を掴まれて、ぐいっと引き寄せられる。
そっと胸に手が置かれた。
死神の口が、何か、言葉のようなものを紡ぐ。
聞こえているはずなのに、分からない。

「…………、俺のところへおいで」

聞いたこともないような甘い声の後、ひやりと背筋が冷える。
身体に力が入らない。

「……、あ……」

「…………、今は君のいるべき場所へ」

また身体が温かくなる。
心臓がバクバクと叫んでいる。
……間違いなく、魂が抜けかけた。

「わかったか?」

無言で頷くと、シニガミはため息をついた。

「ちなみに、…………、というのは君の真名だ」

真名の部分は聞き取れない。けど、
妙に心臓を揺らしてくる。

「……泣くなよ。怖かったのか」

目元に手をやると、確かに雫が指を濡らした。

「……ちがうよ。なつかしい、感じ」

「そうか」

シニガミが、そっと涙を拭ってくれる。

「優しいんだね」

「……大事な客だ。大切にはするさ」

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Niko(プロフ) - フォローさせていただきました......!こちらこそよろしくお願いします! (8月20日 18時) (レス) id: f73d5be156 (このIDを非表示/違反報告)
餅屋(プロフ) - Nikoさん» 作りました!きっかけを頂きありがとうございます!ご負担になった場合はフォロー外して頂いて構いません。よろしくお願いします! (8月20日 15時) (レス) id: 51ef15773f (このIDを非表示/違反報告)
Niko(プロフ) - 返信ありがとうございます、嬉しくて泣きそうです!もしアカウントをお作りいただけるのでしたら本当に嬉しいです......! (8月20日 13時) (レス) id: f73d5be156 (このIDを非表示/違反報告)
餅屋(プロフ) - Nikoさん» 無視して頂いて大丈夫です。もし需要があるようでしたらアカウントを開設します。いつも作品を読んで頂いて本当にありがとうございます。 (8月20日 3時) (レス) id: 51ef15773f (このIDを非表示/違反報告)
餅屋(プロフ) - Nikoさん» 良いかと思います。ただ、最新の物語が一番好きでいらっしゃるという貴方のような奇特な性癖の方(すみません)を、正直に申し上げますと逃すのは惜しいため、新しくアカウントを開設した場合に繋がらせて頂くことは可能でしょうか?ご気分を害してしまったようでしたら (8月20日 3時) (レス) id: 51ef15773f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:餅屋 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2014年3月18日 18時

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