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「ねぇ、今日マネ希望の子見学に来るんだって?」
「は?俺聞いとらんし、サム聞いた?」
「聞いとらんけど、銀は?」
「俺も知らん。さっき知ったばっかやで。」
「喧し豚やなかったらええけどなぁ。」
集合、と北さんの声がかかりダッシュで集まる。←
「突然やけど、マネージャー希望の子見学に来たからな。」
誰やろ、正直来んといてほしいねんけど…
「絶対喧し豚やん……サーブの邪魔マジでせんといてくれ…」
「差し入れとかあったら俺はええで?」
「お前絶対メシの事しか考えてへんやろ!?」
「あぁ!?」
サムといがみ合っていると、聞きなれた凛とした声。
『喧し豚でもないし、差し入れもあらへんわ。
しょーもないことで喧嘩すんな。』
スンとした表情で俺らを見たのは、紛れもないAやった。
「あれ、Aちゃんじゃん。」
「えらい久しぶりやなぁ。」
『角名さん、銀島さんお久しぶりです。いつも双子が世話なっとります。』
「何やますます信介に似てきたなぁ。」
「せやろ?俺のAやもん。」
「「「!?!?!?!?」」」
大耳さんの言葉の後に、北さんの爆弾発言。
まぁ、私はそこまで驚いとらんけど。
「えっ、ちょっとAちゃんほんと?北さんの隙とかあった?」
『え?それ見つけて何か意味あります?』
「待って!!こいつ北さんの正論パンチ引き継いどる!!!」
「侑やかましいわ。」
.
「てなわけで、俺は歓迎やねんけど。」
「俺と銀は異議なしでーす。」
「俺と練も!!Aちゃんこれからよろしゅうな!俺、赤木路成!」
『試合で見てました。宜しくお願いします。』
皆の視線が双子に向かう。
「A、せめて正論パンチは優しくしてくれ…」
「腹減ったらおにぎりつくってな…」
『時と場合によるけど。あと治に関しては何とも言えん。』
「ほな、ええってことやな。」
『角名さんサボらないで下さいね。』
「エッ、何で俺名指し。」
.
てきぱきとドリンクを作り、体育館へ戻る。
『アランくん、どうぞ。』
「お、ありがとぉ。にしてもホンマ北にそっくりやなぁ…」
『ふふ、せやろ〜。』
「昔はよぉ侑の背中追いかけとったのになぁ。」
『ちょ!?それは忘れて!!!』
「Aせやったん?」
にゅっと背後に北さんが現れる。
『アランくんのせいやで!!』
「俺かいな!?」
.
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さっちゃん - めっちゃ面白かった!なんかもう、言葉にならない…。感動😭 (4月24日 20時) (レス) @page50 id: c5a0fb1f72 (このIDを非表示/違反報告)
さつむいも - めっちゃ面白かったです!感動して泣きかけました...!神作を有難うございました!! (4月20日 18時) (レス) @page50 id: 29094487c6 (このIDを非表示/違反報告)
こめつぶ(プロフ) - めっちゃ神作でした…!!!親と兄弟が目の前にいるのに何度も涙出そうになって、めっちゃ堪えました。本当に素敵な作品、ありがとうございます!!!!多分これからもリピートさせていただくと思います!!(() (4月8日 16時) (レス) @page50 id: e94f7d2b88 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆ - 神作ッ!!!主様天才すぎます。3周目に突入したのに涙が... (4月4日 0時) (レス) @page47 id: d24603059d (このIDを非表示/違反報告)
赤羽 - なるほどなぁ、、神、 (4月3日 1時) (レス) @page50 id: b22b7ccd76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にろ | 作成日時:2020年5月17日 14時