【HQ】ウブと乙女 【角名 倫太郎】

ちまちま ページ38

「侑と治はやっぱ一緒にするん？」


「双子だしね。」


「え〜どっちがどっちかわからんくなるやん」


「俺ミミオン〜！」


「は？ツム俺と一緒にすんなや。」


「はぁあ？サムこそ俺と一緒にすんなや！」


「俺ジュナシックパークにしよかなぁ…」





2人がカチューシャかぁ…何か可愛いなぁ。

ふふっと笑みを零すと、倫太郎くんに話しかけられる。


「Aは何にするか決めた？」


『うーん、種類思ったよりあるから迷うなぁ…倫太郎くんは？』



そう言うと、スッと目の前に現れたのはフクロウのついたカチューシャ。



『倫太郎くんフクロウ好きなの？？』


「んー普通。何か可愛いなって思ったから」



まじまじと見てると侑くんと治くんが目を見開く。


「角名そっくりやな…」


「は？」


「ほんまや、何か似とる…主に目が…いやでもこっちの方がデカいんちゃうか？」


「治さり気なく俺ディスらないでくれる？」


『あはは…って皆もう決めとる、待ってねすぐ決めるから…！』


とは言ったものの、どれが自分に似合うかわからない。
キャラクターも知らないのが多くて、何がどの作品かもイマイチ…。



「Aはこれとか似合いそう。」


『え？』


倫太郎くんにそう言われてぱっとカチューシャから目を逸らすと、ぱこっと何かつけられる。



「オリフの兵隊帽って書いとるな。」


「それでええやん！」


『う、うんっ！』


倫太郎くんに勧められたものと知った途端、胸の中がぽかぽかして何だか嬉しかった。




.



『ままま、待って倫太郎くんそれ私のっ…』


「こういうのは黙って払われてたら良いの。」


『で、でも…』



さっき値札をちらっと見たけど、安いとも言えない値段だった。
流石に申し訳ないとも思ってしまう。


「俺が払いたいの。」


『うぅ…あ、ありがとう…。』


倫太郎くんは満足そうに笑っていた。




.



「なぁ！！あれ乗りたい！！」


『えっ！？あれ後ろ向きに落ちてるよ！？』


普通ジェットコースターって前向きに落ちない？？？


「Aほぼほぼ初めてだからね。」


「俺も乗ってみたいなぁ…」


「ほなあれ並ぼや〜。」


待ち場所まで来たけど、やっぱり人が多いなぁ…。


「1時間待ちやって！！」


「嘘、早くない？」


「普通4時間待ちとかやもんなぁ。」


え、そんなにこれ人気なの…？？



＿＿＿＿＿


私自身ユニバは1度行ったきりです…。

人混み苦手で…。

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