貸し借り ページ16
「Aのノート分かりやすいし字めっちゃ綺麗だし尊敬した。」
『えっ、いや、私はべべ、別にその…』
やばいやばい、2日連続して角名くんと話せるとか私最近良いことしたっけ…?あまりにも神様私にご利益与えすぎなのでは???
「めっちゃ噛むやん。角名わろてるで。」
「可愛ええなぁ。顔りんご飴みたいやわ。」
「りんご飴って美味いよな。」
「わかる、サム流石。」
いやそこの3人さり気なく私弄りながら話逸らすのやめて、余計恥ずかしいやん。
何か会話を…
『あっ!そ、そういえばどうして、ここに…?』
「角名が古典の教科書忘れたから陸奥さんに借りに来たんや。」
「ちょ、治…ッ!」
若干頬を赤くしてサムくんを睨む角名くんに思わず胸が高鳴る。うわぁ可愛いなぁ…赤面してる角名くん初めて見た…。
咳払いをしてごめんね、と謝る角名くんに慌てて言葉を返す。
『わ、私何かで良ければ…全然か、貸します…!!』
「ほんと?ありがとう。助かったぁ…」
古典の先生忘れ物したらネチネチ言ってくるから嫌いなんだよね、と苦笑いする角名くん。角名くんにも苦手なものあるんだなぁ。可愛い…。
「じゃあ、放課後返すね。」
『あっ、うん!』
「ほな雨崎またな〜りんご飴調べとくわ。」
「うっす。てんきゅう。」
清良ちゃんってサムくんと付き合ってるのかな…??ノリの良さに思わず感心する。
「良かったやんAちゃん!今日も角名くんとお話出来て!」
『………うわぁぁぁあ…ッッ、』
「いい加減慣れろ、ウブ子。」
『何そのダサい名前…。』
「Aが角名と段々良い感じに会話出来るようになったら、昇格出来るで。」
『昇格って何!?私と角名くんの会話弄らんといてよ〜…』
でも、放課後また角名くんと会えると思い、自然と嬉しさが胸の中に広がった。
.
「あれ、そういえばAちゃん。前うちらに角名くんのちびキャラの絵見せてくれた時、あれ古典の教科書やなかった??」
『』
「うっそマジで!?Aそれあいつに見てくださいって言ったようなもんじゃん!!」
陸奥A。
2回目は自分の手で暴露事件を犯しました。
『終わった……さらば私のアオハル…』
「いやアオハルもクソもないやろ。」
「清良、流石にAにそれは地雷やで。」
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麻呂ましゅ(プロフ) - 宮侑イケメン過ぎて今度は侑の小説見たくなっちゃったー( ߹꒳߹ ) (11月15日 7時) (レス) @page47 id: e05060289a (このIDを非表示/違反報告)
なっちち(プロフ) - 久々にキュンキュンきました(*´ω`*) (2021年2月7日 4時) (レス) id: 5d60cec675 (このIDを非表示/違反報告)
なこ(プロフ) - 気づいたらニマニマしてました……とても良い作品ですね(*´ `) (2020年5月18日 22時) (レス) id: 5054bb840e (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ - 可愛すぎるってぇぇぇぇ!やばい!讀みながらひとりで騒いでたわ (2020年4月12日 16時) (レス) id: 767cede04a (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 更新お疲れ様です!続きがすごく楽しみです!!応援してます!! (2020年4月7日 1時) (レス) id: f894f75d5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にろ | 作成日時:2020年3月11日 10時