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大正の春 【ジュリウス】  ページ30

・大正時代くらいです。
・Aさんとジュリウス隊長は面識ありません。
・国籍違うじゃん…=≫お雇い外国人っていうことで!!
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

春の少し強い風が部屋へ舞い込む。
ひとつの花弁が窓辺の机へやってきた。
まだ鮮やかなこの色も日本国さながら、と言うべきか、美しいと感じた。


暖かな陽光に照らされた古本の活字は不規則に掠れていて、それもまたよかった。
紙が外側にいくにつれ分かる微かな汚れもこの光に当たると存在を主張する。
これも良し。


春。鳥が心地よく歌う。

三つの季節も各々美しさや趣を持つが何故だろう。
春が最も好みだ。


暫くの間の暖かさで少し眠くなった。これさえも良い。

本を開いたま、ぼんやりと霞む意識をゆっくり手放そうとした。



一段と強い風が吹く。
同時に視界の端で可愛らしい色の毬が飛んできた。
はっ、と目が覚めると風は止む。

毬が転がるのをやめたとき、窓から少女が顔を出した。


『ごめんなさい、あの、薄紅色の毬が飛んできませんでした?』

先輩が異国語を話す理由  【エリナ】→←いっぱい食べる君が好き【男主】 【ナナ】



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ルーネスガルディン - 死神のシャルロットだ。、、、此処は? (2016年6月13日 12時) (レス) id: e3be47b955 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白い屈み | 作成日時:2015年8月18日 15時

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