【オリジナル】俺が妖とか聞いてない【男主】

聞きたくない ページ45

ルイ「なんでまだそんなこと言っているんだ」

アキ「ベリアルじいちゃんが お前も2505歳だろ、そろそろ結婚しろって」

ルイ「そうか、もうアキはそんな年になったのか」

鶴「あら、あなたその顔で2505歳なの童顔ね」

アキ「気にしてるんだから言わないで！」

『というか、行動も全部幼いなぁ』

ルイ「とても年上とは思えんだろ」

あ「どっから突っ込めばいいんだよ」

2505歳とか訳分からねぇよ、

お父さんも妖怪二人も従兄弟も会話を進めていく

俺だけ仲間はずれ

大体ベリアルって誰だよ

あ「…」

アキ「俺はルイと結婚する、昔言ったでしょ?」

ルイ「昔の話だろ、今は俺も子供じゃない」

俺の知らない話をしないで

あ「…」

アキ「俺信じて ルイが大人になるの待ってたんだよ？今の歳だと結婚できるでしょ??」

ルイ今いくつなんだよ

俺はつい最近まで人間として生きてたんだよ

俺の中でお前は同い年、

本当は違うなんて今更聞きたくない

ルイ「たとえ出来る歳だとしても、俺はこいつとする」

グイっと肩を引き寄せられる

ルイ「俺の中でAが一番なんだよ」

あ「､､､ッ」

そんなの 信じろって言うのかよ

『……、ちょっとまちぃ』

ルイ「なんだよおっさん」

『おっさんにおっさん言われるのは癪やけど今はどうでええ、
俺は Aを、今のお前にやるわけにはいかん』

掴まれている俺の肩からルイの手を払う

『俺らの中では何とも無いことやろうけどな、今のAには 一杯一杯や。Aの気持ちもうちょい考えたれ』

アキ「たかが数年一緒の奴だろ？ぽっと出は話に入る必要ないでしょ」

ルイ「おい、そんな言い方ないだろ」

あ「いいよ、二人で話しなよ 俺少し考えたいから」

二人に背を向け歩き出す。

オカマ鶴の呼び止めようとしたのか手を途中まで出したが、そこで辞めた

お父さんは俺についてくる

ルイの呼ぶ声なんて聞きたくない

俺の知らないルイなんて見たくない

他の誰かがルイにベタベタするのなんて見たくない

『､､､､､､』

あ「､､､バカ」

空はいつまでも晴れているのに

俺の心は、気持ちは、ドロドロした渦の中

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