【オリジナル】俺が妖とか聞いてない【男主】

嫌いではない ページ38

あ「泳ぎたい」

ル「台風だけどな」

夏といえば海、そして予定した日に来る台風

もうマジ無理

あ「なんで 遊ぶ日に台風くるだよ、平日の学校ある時間に来い」

ル「平日に来たところで授業は補講されるからな」

あ「ジーザス」

豪雨のせいで、ジメッとした蒸し暑い空気が流れる

あ「尻尾が獣くさい」

毎日洗えど、この湿度 毛根から溢れる獣臭

もうやだチョベリバ、

ル「最近古いネタハマってるのか」

あ「またブームが来た時用に常に使うようにしてる」

たわいもない会話

ごく普通の男の会話

あ「御弧でてきて、｣

御弧「なんですか」

あ「なんか面白いことない？」

御弧「そういう無茶振りするやつめっちゃ嫌い､､､あぁ いいことありますね、」

あ「なに」

御弧「式神武闘会しましょうよ」

『ちょっとまちぃ！』

あ「あ、お父さん」

御弧「チッ」

『式神武闘会ら Aが不利に決まってるやろ』

御弧「いや、無茶振りに腹が立ったんで」

あ「え、なんなのそれ」

『まぁ簡単に言うと、人間は半デスマッチ 式神はデスラナイマッチや、』

あ「ごめん、分かんないかな、」

なんだよデスラナイマッチて

それ普通に勝負だろ

お父さん曰く、元は式神と陰陽師の大会らしい
が、陰陽師サイドは死人が出る勢いに対して式神は寝たら回復する程度の傷の差に近年中止になっていたらしい、

というかお父さんが最後の陰陽師だから中止もクソもないだろ

あ「え、てかそんなのをしようとしたの」

御弧「無茶振りにイラついて」

あ「え、お前俺のこと嫌いなの!?」

御弧「まぁ、嫌いではないですよ」

あ「好きですって言って欲しかった」

それにしてもその大会俺以外陰陽師サイド戦うやついなくね？

え、めっちゃ不利やん

御弧「仕方ないですね、じゃあプチ武闘会でゆるしてあげます」

あ「なんで上から目線、」

御弧「勝負するのは俺と主だけの 体力なくなった方が負けマッチしましょう」

あ「いや。だからそれ 普通に勝負じゃん、
てか そんなに俺と戦いたいの？」

御弧「はい！」

ル「いい返事できるんだな、いつも気の抜けた返事しか聞いたことなかった」

御弧「まぁナメてるんで」

Aさん、ここはビシッと決めたいと思います

あ「よし、御弧！その勝負受けて立とう！」

御弧「覚悟してくださいね、」

ル「なんだこれ」

『深刻なネタ不足やな』

こうして、プチ武闘会編が開幕したのであった

癒しじゃない→←入ってはない

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