【オリジナル】俺が妖とか聞いてない【男主】

有意義じゃない ページ23

小鳥のさえずりが聞こえる

校舎から見える桜の木々たちは夏への準備をしていた

ル「爽やかな朝だ」

あ「そうだな 学校がなければな」

鶴「あら いいじゃない学園生活」

ルイと二人で黄昏ながら窓から外を見ているといつの間にかオカマ野郎がいた

あ「なんでいるの」

鶴「私この学校の保険医なったのよ」

この変態オカマが保険医だと？

あ「どうせ変なことしたくてなったんだろ？」

鶴「あら、こう見えて 我が鶴の一族は治療とか得意なのよ」

ル「確かに 鶴の一族が作った薬はよく効くと巷で噂になっているほどだ」

まさか こんな変態級のオカマが人の治療をするなんて

あ「ありえない」

鶴「まっ 失礼しちゃうわね!でも 安心しなさい、私治療に関しては手を抜いたことないのよ
傷ついたり体調が悪くなったら私のところに来てちょうだい。もちろん、夜の保険の授業も根ほり穴穴掘り体に教えてあげるわよ」

ル「根掘り葉掘りな」

鶴「そんな変わる事でもないわよ」

あ「下ネタか今の」

鶴「あら 気づいてなかったのね､そんなお馬鹿さんなAくんもかわいいわよ」

パチンとハートのついたウインクをされた

なるほど やめてくれ

鶴「それじゃぁ いつでも保健室にいらっしゃい。待っているわ」

白衣を裾をなびかせながらきれいに去っていった

あ「何しに来たんだよ」

ル「どうせ暇だったんだろうよ」

あ「てか あの人のせいで休憩時間終わるじゃん
なんか 余計疲れたんだけど」

ル「どうせお前は授業始まっても寝ているだろう
休憩時間の一つや二つ潰されたところで支障はないだろ」

あ「馬鹿野郎 休憩時間は休憩時間で有意義に過ごしたいんだよ」

ル「授業も有意義に受けろよ」

あ「あーあー 何も聞こえないぞー」

ル「子供か」

あ「子供だよ」

俺のひねくれた言葉と共にチャイムの音が鳴る

あ「鳴っちゃたよ」

ル「さぁ楽しい授業の始まりだな」

あ「憂鬱な授業の始まりだよ」

ため息交じりに自分の席に座る

ルイも俺の横の席に座り先生が来るのを待つ

のは ルイだけで俺はというと

机にうつぶせになり 寝る体制を整えていた

もちろん 先生が来てたたき起こされたのは言うまでもない




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