はてなの意味* ページ5
私はさきほどの彼と同様、ハンバーグにフォークを刺した。
すると、またも肉汁が出て来て、さらに美味しそうに思えてくる。
私の中の【美味しそう】が動き出して慌てながら口の中に運ぶ。
「美味しい！最高！」
もちろん、口の中がなくなってから、彼に感想を言うと「そうか」とあんまり喜ばなかった。
「喜ばないの？」
『わからない…。』
今更ながら思うが、彼は感情のことになると必ずはてなを浮かべる。
そのたびに私が聞くけれど、気にしないでくれ、とばかりに首を横に振るだけである。
何かあったのだろうとときどき思うが、絶対に聞かないことにしている。
…のはなぜなのかは私にもわからない。
彼のどこかが知りたくなくて、もしくは聞けなくて、聞くのが怖くて。
なんらかの理由は、あるのだけど。
「そ、そっかー…ねぇメイリスこないね。」
それでまたごまかしてしまうのだ。
いつも、いつも、こうなんだ。
後からもやもやがどっと頭の中に入り込むのはわかっているのに。
話を逸らしてしまうのは…うん、わからん！
『ああ、まー来ない時もあるだろう、気分しだい、とか？』
「人間だからあるだろうね、メイリス気まぐれだから。」
開き直りつつ、いつも通りの朝を過ごす。
まー朝ご飯をまともに食べられるようになったのは、彼のおかげだけれども。
『よーし、どこか行こう！決定！』
「えーーー、待って、どうしてキャラ変してんの！？」
ぱっと目の前を見るとなにやら彼の様子がおかしくなっている。
というより、いい意味でおもしろくなっている。
髪がすーっと後ろに長く伸びていて、なんだか女の子のようで。
…これ見たことあるような？
「こら、ゴウセル！もと戻れ！」
『ゴウセル？』
「わかったから戻りなさい！行くんでしょ？」
誘うなら普通に誘ってくれた方が嬉しいのだが。
『…行く。』
急に戻ったのに驚きつつ、溜息をこぼした。
こうでもしないと私は行かないとでも思ったのかな。
ささっと服を着替えるが、今日は適当だ。
別にデートでもなんでもないからめんどうな彼に付き合ってあげるだけで。
『今めんどうだと考えたか？』
「！今何をしたの！？」
何を考えているのかがばれたのと同時に光の矢がどこからか現れた。
その矢は私の後頭部に直撃して刺さり、変な感覚が伝わった。
『……ん、ここで使うのは初めて、か。』
正直一瞬怖かったが、なんだか彼の冷静さに驚く。
「もう、速くいくぞ！」
そんなのは出かけちゃえば忘れることである。
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ピース♪@PC破損中(プロフ) - ルナさん» うわー！なんと！ありがとうございます。あの…どこの部分でしょうか？ (2018年8月1日 12時) (
レス) id: 42eb3dfe3d (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 回転じゃなくて開店だと思いますよ (2018年8月1日 12時) (レス) id: 27b92c5969 (このIDを非表示/違反報告)
、 - ルールも守れない、理解もできない人の作品には高評価はつかない (2018年3月6日 19時) (レス) id: eebce367fa (このIDを非表示/違反報告)
心の雨と虹の空＠現在低浮上ぎみ(プロフ) - オリジナルフラグ、外してください。続編を作る前によく確認してから更新してください。 (2018年2月11日 12時) (レス) id: 469d2368ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピース♪ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yu0828na/
作成日時：2018年2月11日 12時
