二人の部屋* ページ27
「もちろんあそこだ!」
私が考えている間にメリオダスさんはゴウセルのもとに。
「ほれ、ゴウセル耳かせ。」
『了解。』
「かしたら返してあげてね?」
「A、お前そんなこと考えてたのか、今♪」
ちょっとしたぼけを言うとバンさんだけが少し笑っていた。
気になって他のみんなを見渡して見ると、「おもしろくないし〜」といわんばかりのぽかーん。
「ごにょごにょ…。わかったか?」
メリオダスさんはゴウセルさんに何か囁いてからもとの椅子に座った。
ゴウセルさんはと言うと、軽く頷いてから会談を上がって行った。
「あの、部屋どこになったんですか?」
「ん、そのうちわかる。」
「メリオダスさん…。」
「ねぇ!明日行くところってどこなの?Aの探し物も知らないし。」
「まーまー、それも明日発表でいいだろ、今日はもうみんな部屋に戻っていいぜ。」
メリオダスさんってめんどくさがりやなのでしょうか。
時計は中途半端な時間、2:00を指している。
メリオダスさんの解散の合図でみんなが部屋に戻って行く。
なので、私も部屋に戻ることにした。
「ゴウセルさん…どうせ、あそこでしょ。本が好きとか言ってたし。」
ゴウセルさんがどこにいるのかが予想付いたので、少し溜息がこぼれる。
嬉しいはずなのだけれど、なぜか素直に喜べない。
独り言を言いながら階段を上がり、部屋のドアの前に立った。
「ゴウセルさん…いるんでしょ?」
そしてドアをそっと開けながらその名を呼んだ。
『いないぞ?』
「いるだろっ!しかも、ゴウセルさんってそんなキャラじゃないでしょ。」
部屋に入ると若干キャラが崩れたゴウセルさんが立っていた。
待ってましたとばかりにドアの前で突っ立っている。
「この部屋きれいにしたんだから、汚くしないでね?」
『そりゃ、お疲れ様だ。』
「それ、褒めてるのかわからない。」
どうしても棒読みの話し方が直らないみたいで、ほめてるつもりなのだろうけどほめられてる感じがしない。
「その話し方なんとかならない?」
ゴウセルさんは「知らない」と大きく頷いた。
「あー…そ、そうですか。」
私はベッドに座り彼も座るように促した。
するとゴウセルさんは普通に承諾してくれて、私の隣に座った。
久しぶりだ、こうやって隣で座って会話をするのは。
何か月ぶり?だろうか。
さすがに年単位までは立っていないだろう。彼に再会できたのはメリオダスさんたちのおかげなのだけど。
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ピース♪@PC破損中(プロフ) - ルナさん» うわー!なんと!ありがとうございます。あの…どこの部分でしょうか? (2018年8月1日 12時) (レス) id: 42eb3dfe3d (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 回転じゃなくて開店だと思いますよ (2018年8月1日 12時) (レス) id: 27b92c5969 (このIDを非表示/違反報告)
、 - ルールも守れない、理解もできない人の作品には高評価はつかない (2018年3月6日 19時) (レス) id: eebce367fa (このIDを非表示/違反報告)
心の雨と虹の空@現在低浮上ぎみ(プロフ) - オリジナルフラグ、外してください。続編を作る前によく確認してから更新してください。 (2018年2月11日 12時) (レス) id: 469d2368ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピース♪ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yu0828na/
作成日時:2018年2月11日 12時