鎧巨人* ページ25
お留守番係はどうすればいいのか。
営業すると言われていたが仕事は何もしていない。
まーしていないのは、するなと言われたからであって、言われなければ喜んでしている。
別に会話もする気はあまり出なかったので、3人の勝負をじっと眺めていることにした。
キングさんはさぼっていたようで、バンさんやメリオダスさんにいろいろされている。
どうせ帽子亭内から私が何かを言ったところで聞いてもくれないだろうから黙って眺める。
「ぐぉーーーっ!」
「え、あの…さっきの声は?」
暫くじっと見守っていたのだが、森の向こう側からどこかで聞いたことがあるような声がして驚く。
「なんでしょうかね。」
「この森の主とかじゃね?」
「師匠が腹をくだしたときみたいだ♪」
「なんか違うくねーか!?」
即座に店から私の横で突っ込みを入れているホークさんであったが、誰も聞いてないっぽいですよ。
「あの!私この声、ゴウセルさんとの別れ間際に聞きました!」
そう言えばどこかで…と思ったら、彼と別れるときに聞いたあの魔人みたいな声だ。
なのでその心当たりを伝えて見ると、それだけは聞いてくれたようで「まじ?」と店に入って来た。
「気になります!私もついて行かせてください!」
ねんを押して頼んでみると「ちっ」と了承をもらえた。
「それじゃー行くか!…俺はもう予想ついてるけど。」
「え、団長、わかっちゃったの!?」
メリオダスさんはもう誰かがわかっているようだ。
ディアンヌさんはメリオダスさんの顔を覗き込みながら歩く。
「ああ、…噂に聞く通り…か。」
「あれは、なに?!鎧巨人?」
暫く歩いていると目の前にでかいのが現れた。
キングさんはそれに驚いているようだ。
それに続きなんだか変なのがいっぱい現れて…。
「Aは後ろに!」
なんだかまた後ろに追いやられ、またもや威力を発揮することはできず。
周りに現れた変なやつらは、このでかい巨人の首がほしいだとか。
状況がわからないままずっと眺めているとふとあるものが目に飛び込んだ。
首を切られた鎧巨人と横にいた彼の姿だ。
一瞬何が起こったのかがわからないままだったが、冷静に考えて見ると。
『みんなで食い止めよう。』
「この鎧巨人を倒すのかよ?」
…間違いなくゴウセルだ。
私は後ろで目を見開いて黙っているが、中身はすごい嬉しい。
とかいって、嬉しがってるばあいじゃない気もする。
「食い止めよう」とか言ってる本人はなんだかこの鎧巨人を倒したくないらしい。
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ピース♪@PC破損中(プロフ) - ルナさん» うわー!なんと!ありがとうございます。あの…どこの部分でしょうか? (2018年8月1日 12時) (レス) id: 42eb3dfe3d (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 回転じゃなくて開店だと思いますよ (2018年8月1日 12時) (レス) id: 27b92c5969 (このIDを非表示/違反報告)
、 - ルールも守れない、理解もできない人の作品には高評価はつかない (2018年3月6日 19時) (レス) id: eebce367fa (このIDを非表示/違反報告)
心の雨と虹の空@現在低浮上ぎみ(プロフ) - オリジナルフラグ、外してください。続編を作る前によく確認してから更新してください。 (2018年2月11日 12時) (レス) id: 469d2368ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ピース♪ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yu0828na/
作成日時:2018年2月11日 12時