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残飯* ページ14

私は机に置かれたすごい量の照り焼きを見ながらフォークを手に取った。
「話するのはその表情が柔らかくなってからじゃないとな。」

今の私の状態を読み取ったのか、金髪がそう言う。
怖がっている女子に過去を話させるわけには行かなかったようだ。
「楽しみではないけどさ、僕にできることなら。」

やっぱり大きな女の子は結構優しかった。
それに続き、小さな女の子も負けじと優しいふるまいをしてくる。
「あの…お飲物いりますか?」

「お飲物」なんて丁寧な言葉使わなくていいのに。
こんなに子供で弱い私に、そんな丁寧にされる資格などどこにもない。
一応恐る恐る頷くと、小さなグラスに入ったお冷が出て来た。
「なーんだ♪酒じゃねーのか♪」

「んなわけねーだろうが!」

大きな男の子のぼけ?みたいなものに、すかさず突っ込む豚にちょっと笑ってしまった。
ここの生活はどれほど楽しいのだろうか…なんて今までの自分の生活と比べてしまう。
そんなことをすると、ここで暮らしたくなるのでやめよう。
敵とこれほどの怖さを味わいながら(まだ何もされていないのだけど)、過ごすのはごめんだ。
「それでは、いただきます…。」

小さく消えそうな声でそう呟いた私は、一つ照り焼きを口に運んでみた。
「えっ!」

するとどうでしょう。
今まで引きつっていた顔が笑顔に変わり、ホッペが落ちそうになっている。
震えていた体は震えは止まっていないが、少し緊張感は解けたと思われる。
いや…これ、美味しすぎる。
「ん?どうしたよ?」

「あの…おい、美味しいです。」

「お前、さっきの顔はどこに行ったんだろうな♪」

どうせ私が怖がってたの知っていて、それを少しでも解消しようと作ったくせに。
大きな男の子が笑うのを見ると、少しだけ悔しくなる。
「僕、その笑顔大好き!」

「残飯ほしい!」

大きな女の子のことはスルーして、豚の【残飯】とはなんだろうか。
どうでもいいことが疑問になり首を傾げて見る。
スルーされた女の子は、ちょっとショックを受けている様子だ。
「よーし、食べながら自己紹介!この女子の話は後で!」

一番聞きたがっていたやつが何を言う。
…と突っ込みたかったがそれはやめた。
自己紹介を提案したのは、金髪頭だ。
警戒心は解けたわけではないが、自己紹介くらいなら許してやることにした。
それ以外の情報は…言わないことにする。

一つずつつまみながらみんなの自己紹介をじっくりと聞いた。

自己紹介*→←照り焼き*



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ピース♪@PC破損中(プロフ) - ルナさん» うわー!なんと!ありがとうございます。あの…どこの部分でしょうか? (2018年8月1日 12時) (レス) id: 42eb3dfe3d (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 回転じゃなくて開店だと思いますよ (2018年8月1日 12時) (レス) id: 27b92c5969 (このIDを非表示/違反報告)
- ルールも守れない、理解もできない人の作品には高評価はつかない (2018年3月6日 19時) (レス) id: eebce367fa (このIDを非表示/違反報告)
心の雨と虹の空@現在低浮上ぎみ(プロフ) - オリジナルフラグ、外してください。続編を作る前によく確認してから更新してください。 (2018年2月11日 12時) (レス) id: 469d2368ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ピース♪ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yu0828na/  
作成日時:2018年2月11日 12時

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