[王馬 小吉]常識を殺せ[男主]

自由行動4 ページ17

本棚は大きな音を立てながら開いていく



「お、王馬くん！？どうやって…！」




王「えー？こんなの悪の総統にかかれば朝飯前だよー？」



「え、えぇー…」



どうやら本を押し込むと開く仕組みになっていたようだ


典型的だよね！と王馬くんはニコニコしながら言う









本棚に隠されていたのは−−


天「…扉？」




中にあったのは一つの扉


しかもご丁寧に白と黒のカラーリング




「明らかに、あのモノクマと関係しているよね…」



じゃあここはモノクマの部屋なのか？


そういう話になった時、王馬くんが口を開いた




王「でもさー、モノクマが入るためならわざわざこんな風に本棚に隠したりしなくない？」



「それは中に見られたくないものがあるからじゃないの？」






王「分かってないなー苗字ちゃん、モノクマが入るだけなら別に隠さなくてもよくない？誰かが"ここに入るところ"を見られたくないんだよ。つまり…」









−オレらの中に裏切り者がいるんだよ−




怪しい笑みを浮かべながら、王馬くんは言った




天「裏切り者…モノクマの協力者が俺たちの中にいるってことっすか？」



王「にしし、もしかしたら協力者どころかこのコロシアイを仕組んだ"首謀者"かもね！」



王馬くんはやはり鋭い


これだけの情報で首謀者の存在まで辿り着くのは並々ならぬことだろう





「…なら、この扉のことは他の人には言わない方が良さそうだね…」



話がまとまった後、今後について話し合おうとしたら






− キーン コーン カーン コーン −





−チャイムが鳴った

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