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午後の授業も終了し、放課後になった。
どうやらこれから部活勧誘会というものがあるらしい。
ラギーもリドルもよくやるよ。
授業で疲れきった体で更に部活とか。
Aは部活に入る気などさらさら無いので、
寮に帰って寝るか、とそそくさ教室を出る。
朝は飛んでいて(飛ばしていて)気づかなかったが、
地図に載っていた中庭が見える。
草の緑とぽかぽかした陽気に、ふらふら〜と体が勝手に吸い込まれる。
ベンチに腰を下ろして足を放り出す。
目を瞑れば太陽のぬくもりについ、うとうとする。
こういう時間が生きてくうえで大事なんだよなぁと、しみじみ感じていると、
「こんなとこでなにしてんのぉ?オタマジャクシちゃん。」
大きな影に光を遮られる。
名誉のために言っておくが、俺は自分のことをオタマジャクシだと自覚したわけではない。断じて。
ただあまりにも声が近すぎて、該当者が己である事を認めざるを得ないという状況だ。
既に重くなった瞼をゆっくりと開ける。
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三月 - オリフラたってますよー消してください (2022年5月19日 23時) (レス) id: 512a3dd561 (このIDを非表示/違反報告)
ラディ(プロフ) - こんばんは。コメント失礼します。この作品はツイステッドワンダーランドの二次創作にあたるので、「オリジナル作品」のタグは削除してください。よろしくお願いいたします (2022年5月18日 22時) (レス) id: 4a3262dfb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mily | 作成日時:2022年3月12日 13時