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「なんでですか！」
だんっ、とアズールが机を叩く。その横で悲痛そうな面持ちでイデアが頷いた。
Aはそんな二人を見て得意げに笑う。ふと視線をずらせば人生ゲームのゴールに止まる赤い車。
「アズール氏に完全同意っすわー。A氏の豪運ぶりに拙者鳥肌立ちましたわー」
そう言いながらさすさすと腕をさするイデア。Aはドヤ顔しながら『へへ』と笑った。
人生ゲームを始めてから一時間半後。真っ先にゴールしたAを二人はじとー、っと睨んでいた。
「いや、まぁ初手の職業でプロマジフト選手になったのは良いとして。そのあと尽くお金飛んでくマスを絶妙に踏まないのは何故？」
「しかも結婚は一人とで子供は二人。五人と結婚したイデアさんとは大違い……」
「アズール氏やめて」
『ふふん、もっと誉めてくれていいんだよ……』
Aは割と豪運の持ち主である。
このような類のゲームでは負けたことがないし、ポーカーなども大得意だ。あんまりやらないけど。
故に最高の状態でゴールしたAは、二人にピースしてまたドヤっと笑った。それを見たアズールは悔しそうにして、先輩二人を見つめる。
「もう一回やりません？……あぁ、でももう暗くなってきましたね」
少し甘えるような声色でそう言って、アズールは窓の外に視線を向けた。辺りは少し黒が差して、夜の訪れを告げる。
残念そうに呟くアズールの服の裾を、Aが引っ張った。そちらに目を向ければ、Aが良いことを思いついたというように笑っている。
Aはイデアを指差して、悪戯っぽく笑った。
『イデアんとこ泊まればいーじゃん……』
「拙者のところ？」
『ん』
「まぁ別に……良いよ」
イデアはAの頭を撫でながら頷いた。『やった』とAが嬉しそうに言う。
そうと決まれば、とAはレオナにメッセージを送った。イデアの部屋に泊まるから、明日の朝迎えにきてね……と。返事は秒で、分かったと簡潔なメッセージ。
それを確認したAは、イデアの背中に飛びつく。もう慣れたのか、イデアは何も言わずにAの身体を支えるように手を出した。
「じゃあ行こうか」
『ごーごー』
「お邪魔しますねイデアさん」
そのあとイデアの部屋でボードゲームから携帯ゲーム、普通のゲームまでやり尽くし。迎えにきたレオナの背中で、Aはゆっくりと眠りに落ちた。
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紫苑(プロフ) - え、かーわーいーいー！何この子愛でたい甘やかしたい守りたいの三拍子が揃う庇護欲をそそられる子なんですけど！ショタ！？ショタですか！？それともロリですか！？ハート撃ち抜かれました (3月4日 15時) (
レス) @page12 id: 89604d43a6 (このIDを非表示/違反報告)
遊ちゃん_SKZ(プロフ) - 続きを恵んでほしい、、！！！そしてラギーとの絡みが見たいｯｯｯ！！！！！ (2023年4月12日 16時) (レス) @page12 id: fe8355afed (このIDを非表示/違反報告)
yumi(プロフ) - どうか続きを恵んでください！ (2023年3月14日 18時) (レス) @page11 id: 2ee13aea9b (このIDを非表示/違反報告)
zfっっっs - こむぎさん» モデルさんとか、綺麗な人はそのぐらいですよ。。。まぁ文字だけ見たら、そう感じるかもしれませんね。。。たしかに十分軽いですけど。。。 (2022年1月4日 13時) (レス) @page12 id: 9afd2abc65 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - タイトルを見て面白そうと思ったら、まさかのテロと同じ作者様…安定の面白作品ですね…！！続き楽しみに待ってます！…所でですが、所々に夢主の名前が変更されていない箇所があるので、名前を変えて読み直すことをお勧めします。 (2021年12月23日 6時) (レス) @page6 id: fb6be3cd03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チーズ鍋 | 作成日時：2021年11月30日 18時
