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―――主 side
主「気になるねぇ。一体、誰がコイツを殺せと命じたのか」
「話す訳がないだろ」
主「ああ、話さないだろうな。だから聞くんだ…その身体にな」
ーーーゴキッ！！
「え…？」
レ「！？」
一瞬にして相手の両手足をへし折った俺は相手が自害出来ないよう魔法で封じる
何が起こったのか分かってない様子の暗殺者と、一瞬で終わった所を見て双眸を見開いて驚いているレオナ
まぁ、世界一の暗殺一族をナメないでもらいたいぜ。訓練、結構大変なんだぞ？
その後、レオナを始末しようとした暗殺者は連れて行かれ何故か俺はレオナを護った事で王様から是非ウチで雇いたいと言われてしまった
レオナもここに居ろなんて言うしさぁ…。でも、カリムとジャミルが待ってるからそれは無理かな？
居られるとしても２年かな？ごめんね？
「そうか…、ならば２年だけでも構わんぞ？」
主「世界を回るって言ってるからどの道無理」
「そうか…」
レ「……」
主「ごめんな？」
レ「…別に」
主「お詫びにお前の願いを聞いてやるよ」
レ「願い？」
主「ああ、俺に出来る事ならな」
レ「番」
主「………………は？」
レ「俺の番になれ」
主「いやいやいや、どうしてそうなった？」
レ「お前に惚れた」
主「うん、すげぇシンプルに告白してきたな」
レ「ダメか？」
主「いや、俺はお前の事あんま知らねぇし」
レ「なら知っていけ」
あのな？そういう事じゃねーんだ？分かるか？全く違うんだ？
なんか、コイツに何を言っても無理な気がする
『番になれ』と言うレオナの言葉を無視し、用意された部屋に戻れば何故かレオナも一緒に部屋へやって来ていた
何故お前も居る？まぁ、また暗殺者が来ないとも限らないが…護衛が付いてる筈だよな？
何で俺の所に来るんだレオナ(汗)
主「何故居る」
レ「一緒に居させろ」
主「いや、もう寝るんだが？」
レ「一緒に寝りゃいいだろ」
主「おぉう？」
レ「嫌なのか…」
主「ん"ん"ッ…、耳を垂らすな！しょげるな！分かったよ！寝りゃいいんだろ！」
レ「…(ニヤッ)」
主「てめぇ…。はァ…もういい、おら寝るぞ」
レ「ああ」
クソ〜ッ！コイツ絶対ぇわざとやったぞ！ニヤッてしたからな！ニヤッて！
全く…、なんかジャミルに似てる感じがするな
まぁいいや、ベッドで一緒に横になり俺は普段と変わらずナイフ片手に眠りについた
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作者名：抹茶ラテ | 作成日時：2020年7月4日 18時
