【ツイステ】暗殺者だけど？ (ページ7)

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―――主 side

結局ラギーのお婆さんに押し切られ、家に上がる事になってしまった

出されたお茶を飲み、チラチラとこちらの様子を伺う子供達に視線をやれば皆逃げていく

そして視線を逸らすと再び集まってこっちを見てくるのだ。……なんと可愛らしい←

ラ「そんで？オレに何か用ッスか？」

主「ああ、アイツらじゃすぐに周りに喧嘩を売る可能性があるからな。お前にスラムの案内を頼みたい」

ラ「は？何でオレがそんな事…、しかもタダで…」

主「金が要るか？…そうだな、ではこうしよう」

俺はバッグから３年分はあるだろう食料を山盛りに出し、ついでにお金も３万マドル出した

その量にラギーどころか見ていた子供達も驚き、その声に駆け付けた女性達とラギーの婆さんがそれを見て腰を抜かした

ラ「あ、アンタのバッグにどんだけ入ってんスか！？」

主「あー…、分かんねぇわ。あ、そうそう。現地調達してきた新鮮な肉もあるぞ」

ラ「こんなに…、ほ、本当にいいんスか？」

主「ああ。いつも支えてやってんだろ？少しくらい、お前も褒美を貰ってもいいんじゃないか？」

ラ「…ありがとう」

今日は豪勢にいくッスよ！と言って、子供達と騒ぎ始めるラギーを見て微笑ましくなった

その場にいる女性達からお礼を言われ、ラギーの婆さんからもどうか食べていって欲しいとお願いされてしまうほど

そんなに嬉しかったのか…うん、まぁ良かったな

スラムの案内は明日にお願いし、今日はここに泊まる事となった

主婦の人達と料理して食べたり、ラギーと一緒に子供達と遊んだり、護身術を俺が教えたり

カリムやジャミルとはまた違った人達と知り合えて、温もりを知って楽しかった

ーーー『翌朝』

ラ「さ、いくッスよ！」

主「よろしくな」

「ナツメおにいちゃん、またきてね！」

「ラギーにいちゃんをよろしく！」

ラ「オレがよろしくされるんスか！？」

主「安心しろ、コイツには指一本触れさせねぇさ」

ラ「男前ッスね！？」

いいから行くッスよ！と、照れた顔を隠すように先に行ってしまったラギーを追い掛けつつ、見送ってくれる子供達に手を振った

可愛い子供達だったな。護身術を教えてる時、カッコいい！とか言ってくれたし

まぁ、風呂に入る時武器が大量に出て来た事とナイフを片手に入浴し始めた俺を見てラギーが驚いたのは言うまでもないが

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