【ツイステ】暗殺者だけど？ (ページ24)

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―――主 side

主「手加減しても意味ないだろ。無駄口を聞いてないで、どんな攻撃がきても大丈夫なようにしておけ」

カ「ああ！」

ジャ「任せろ」

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ーーー『２時間後』

主「今日の特訓はこれで終わりだ」

カ「お疲れ！今日も厳しかったな！」

ジャ「まぁ、俺達の身を守る為なんだから当たり前だろ」

カ「それもそうか！なっはっは！」

主「……」

ジャ「？ナツメ、どうかしたのか？」

主「いや、なんでもない。そろそろ違うメニューを考えるべきかと思ってな」

カ「おー！それは楽しみだ！どんなメニューなんだ？」

主「まだ考えてる途中だからな、教えてやんねぇよ」

カ「ええ〜！」

ジャ「落ち着けカリム。…そろそろ夕食の支度をしよう」

カ「もうそんな時間か？」

主「特訓はいつも３時からなんだから、２時間後ならもう５時だぞ？普通は飯の支度をする頃だろ」

カ「それもそうか！」

主「さて、カリムはジャミルの部屋で待機しろ。俺が来るまで誰も部屋に入れるな」

カ「？分かった！」

ジャ「……」

俺は一旦自分の部屋に戻る

特訓をし始めてからというもの、カリムとジャミルは驚く程成長した。強過ぎる毒でなければすぐには死なないし、数種類だとしても毒の耐性はついている。本当によくやったと思う

剣術も武術も刺客に襲われても太刀打ち出来るまでにもなってる。こんなにも素晴らしい成長を１番近くで見られる俺は、どんなに恵まれてるのか分からない

だが、そんな２人にも俺は決して見せないものがあった。どんなに特訓しても、これだけは絶対に見せてはならないと……

ーーー『カリムの弟妹を殺す瞬間を』

カリムをよく思っていない弟妹も多い。純粋にカリムを兄と慕い、凄いと純粋に思っている弟妹も居る。その子達は既に俺が一人残らず把握し、俺の親戚達に護らせてある

よって、カリムの傍に近寄って来る弟妹達はカリムを殺そうと企てている裏切り者という事だ

主「アイツは信じないだろうが…」

まぁ、相手に殺意があるかくらいの判断はカリムもジャミルも出来るので大丈夫だけど、俺の一族は『裏切り者』に容赦はしない

例え、カリムや当主様(カリム父親)が望まなくても、命令していなくても、裏切り者と分かった瞬間俺はその首を斬らなくてはならないのだ

俺は部屋には戻るが風呂には入らない、武器を取りに来ただけだから

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