テディ・ハイスクール【オリジナルホラー】 (ページ8)

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episode.5「傷の治療」ページ8

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千秋side

千「とりあえず、怪我を消毒しよ。保健室・・・少し遠いね。」

ちょうど真下の部屋だけど、降りるのは少し大変・・・と考えていると、有葉ちゃんが私にくれたスコップで思いっきり床をついた。

千「え？まさか・・・。」

有「・・・捕まってて。」

有葉ちゃんの手をとった瞬間、床に穴が空く。

千「いやあああああ！！・・・え？」

痛い、と思って目をつぶったけど、全然痛みは来ない。

目を開ける。

有「・・・・ベッドの上に落ちた。平気。」

そこは、ベッドの上に繋がった。

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千「さて！消毒するよー」

そう彼女に言って消毒液を見せると、彼女は無表情のまま、

有「いや」

そう答えた。

千「もう。・・・ほら、化膿しちゃうから我慢して？」

有「しみる、嫌だ・・・。」

嫌がる有葉ちゃんの傷を消毒し終えたのは、その数十分後だった。

千「これで大丈夫だね！」

そう安心していると、有葉ちゃんがすねた顔で、

有「しみた、痛い・・・。」

そう訴えてきた。

千「よくできました。」

そう褒めると、有葉ちゃんは安心したように顔を少し緩めた。

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