episode.2「交渉」 ページ5
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千秋side
有「・・・・そのお嬢さんっていうの、やめて。」
ドアを壊さんばかりに大きな音をたてて有葉ちゃんがドアをあける。
そこには・・・
唐「やあ、志賀さん。調子はどうだい?」
千「・・・元気、です。・・・おはようございます、東雲さん。葉山さん。」
そう挨拶すると、東雲さんはふっ、と鼻で小さく笑い、有葉ちゃんの方を見た。
唐「君のところの技術係と我々の情報を交換したいのだが。駄目かね?」
有葉ちゃんは疲れきった様子の間宮君を見て、
有「・・・だめ。」
そう答えて扉を閉めようとした・・・その時。
悠「・・・どうせ貴女が欲しがるのは音楽プレイヤーとかそのへんでしょう。
・・・欲しいもの持って、とっとと出てけ。」
そう冷静にいい払って、ソファーに寝転んでしまった。
・・・ど、どうしよう・・・・!
有「・・・・。」
唐「・・・・。」
・・・・気まずい・・・・!
そう感じていると、東雲さんはしてやられたな、やはり間宮は本物だ、と呟いて、
唐「我々が欲しいものは貰っていくよ。・・・それと、情報だがね。君たち、スコップを欲しがっていただろう?」
そういえば。
畑を作る為にも必要だから・・・・
有「・・・それが、何。」
唐「間芝から聞いた話なのだが、先程新校舎二階でスコップを持った騎士級が居たそうだよ。
・・・我々は倒す気は毛頭ないが、どうやらそのスコップで窓、その他外装以外の物はほとんど破壊出来る可能性があるそうだよ。
まあいってみるといい。」
そう怪しく微笑して、東雲さん達が去っていく。
すると、私のお腹が鳴った。
有「・・・・クス」
笑った?
いや、今、確かに・・・・。
私が驚いていると、有葉ちゃんが、
有「・・・お腹、すいたね。ご飯、食べよう。」
いつも通りの抑揚のない声で言った。
〜〜〜
無愛想な女の子って好き。
episode.3「護の憂鬱」→←episode.1「武闘派の朝」
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作者名:白れん | 作成日時:2017年12月10日 12時