写真 ページ20
✳✳✳
「それにしても…
私がお客様にあげたチョコもこういう扱い受けてんのかしらね〜」
ママさんが、高級チョコの包装紙を開けながらつぶやく。
その言葉に
チャミくんと私は思わず顔を見合わせ、
「あっ、やっ、それはっ…」
また、チャミくんが慌てる。
その様子にまたママさんが笑って
「あははははっ！
別にいーのよ！大体、これだけチョコ貰う人が全部自分で食べてくれる、なんて思っちゃいないわよ〜！
まぁ、うちのお客様でこんな大量にチョコ貰う人がいるとは思えないから、多分本人が食べてくれてるんじゃないかと思うけどね。
要は気持ちを伝えたい訳だから、
捨てる訳じゃなくてちゃんと誰かの胃袋に入ってくれれば十分よ！」
ママさんの言葉に
私もこくこくとうなずく。
「たくさんもらったんだもん。おすそ分けは普通だよ！
大体ね、ユノが珍しいの！
100個を超えるチョコを全部自分で食べるなんてさ」
私の言葉にママさんの目が丸くなる。
「100個のチョコ、1人で食べるの？！
そりゃ凄いわ！！どんちゃん！！」
「昨年貰ったチョコが103個だったけど…
今年は大学も最後だから更に増えてるかも…」
そう言うと、今度はママさんの瞳が光った。
「ちょっと、ちょっと！
そのどんちゃん、どれ程のイイ男なのっ？！
俄然興味が湧いちゃったわよ、私！
Aちゃん！今度連れてきてよ〜〜！」
「え〜〜無理ですよぉ〜。距離置こうと思ってるのに〜〜」
私の返事にママさんは
「あ……そうだったわね。
イヤーーーン、残念だわぁ〜〜！拝んでみたかった〜」
本当に悔しそうなママさんに
「……写メで良ければ……見ます…？」
思わずそう声をかけていた。
「えっ？！いいの？！Aちゃん！
見たい！見たい！」
瞳を輝かせて私を見るママさんには敵わない…。
私はスマホを取り出して
この間の誕生日のパーティーの様子を撮ったものをママさんに見せた。
「どれどれ」
写真を見たママさんは目を見開き、暫くマジマジとスマホを覗き込む。
そして、大きく一つため息をついた。
「……はぁーーー……」
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ゆうの(プロフ) - ちゃっぴーさん» コメントありがとうございます(*^^*) ああ、そんなこともありましたねぇ。(遠い目) これからもよろしくお付き合いくださいませ！ (2016年8月23日 6時) (
レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっぴー(プロフ) - ふふ、Box in the shipでのメンバーとのイチャつきを思い出してしまいました。あ、はじめまして。こちらの作品いつも楽しんでキュンキュンしながら読ませていただいております。これからも楽しみにしていますね。 (2016年8月23日 3時) (レス) id: c62f0fa1a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かのかさん» コメントありがとうございます(*^^*) 私もたまたまやりたいことを見つけただけですよ〜。無理はしなくていいと思うけど、見つかったら教えてくださいね！ (2015年7月22日 14時) (レス) id: 216033f460 (このIDを非表示/違反報告)
かのか(プロフ) - なんと、まったく同じように感じてまして、でも、同じでないのは自分のためになにか！がまだないこと。ホントだ！やらないと！自分のために使う時間だ！まずなにやるか決めよう！ (2015年7月21日 23時) (レス) id: 171b30f749 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - saranさん» コメントありがとうございます(*^^*) 皆がそれぞれの場所で頑張っていれば、胸を張った再会ができますよね(*^^*) お互いに頑張りましょう！そして、今後ともよろしくお願いします！m(__)m (2015年7月21日 14時) (レス) id: 216033f460 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2015年2月18日 22時
