ユノの視線 ページ31
✴
出社時間が近くなって、フロア内がだんだん活気付いてくる。
「おはようございます、Aさん」
「あー、おはよう、ジョンフナ〜！」
パソコンから目を離さずに挨拶をした。
「………大丈夫ですか？体調…」
側から離れずにいるジョンフンの言葉に
私は昨日体調不良で早退していたことを思い出す。
慌てて頭を上げて、心配そうに私を見ているジョンフンと目を合わせた。
「…あ、うん。おかげさまで！
昨日はありがとね！今日はガンガン働くから！」
「…無理はしないでくださいね？
Aさんはすぐ突っ走っちゃうから…」
「はいはーい！気をつけます！」
元気があることを少しふざけた感じで見せたくて、軽く左手で敬礼してみせた。
ジョンフンは眉を上げて、やれやれ、と言った風情で自席へと移動して行く。
その様子を何気なく見ていたら
そのジョンフンの席の向こう、
こちらを見ているユノと目が合った。
ドキン、と心臓が鳴る。
遠目だから細かい表情はわからないけれど
真っ直ぐに私を見ていることはわかった。
一瞬、思わず視線を逸らしてしまったけど、また直ぐユノを見る。
迷わない。
私はもう
ユノとは仲の良い同僚にも戻れない…。
そんな決意を胸に
私もユノを見据えた。
「A、大丈夫なのか？」
「…え？」
声をかけられ、見上げた先にいたのはハヌルオッパ。
「昨日、早退してるんだろ？あんまり無理すんなよ？」
そう言って、心配そうな瞳で私を見る。
ハヌルオッパは私の2期上の先輩。
大学院卒だから年は4歳違うけど、入社した同期の中で一番の有望株だと評判が高い人。
実は私の下についてくれているジョンフンのラグビー部の先輩に当たる人で
ジョンフン同様(いや、ジョンフンより)しっかりとした体躯の持ち主で
そんな大きな身体に似合わず、ものすごく平和主義な、心優しい先輩なんだ。
私が知る限り、
ユノが唯一心を許している相手だと思う。
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ゆうの(プロフ) - すぐりさん» 怒涛の読破、ありがとうございます笑 ユノペンから見た、チャンミン像でございます。違和感なければ嬉しいです。(*^^*) (2021年11月24日 19時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - りんごさん» うわぁ〜！りんごさん！ご無沙汰です！ごめんなさい、お返事してなくて〜！(＞人＜;)読んでいただき、ありがとうございます！ (2021年11月24日 19時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
すぐり(プロフ) - 苺ｼﾘｰｽﾞ ようやっと読み進めておりまして…何でだろ…今のところ ゆうのｻﾝの作品で出てくるﾁｬﾝﾐﾝ…全部好きなんですけどぉ（T^T）あーーーー…やっぱ私はﾁｬﾐﾍﾟﾝだったーーと再確認して…更新待ちの栞を挟みます♪ (2021年11月24日 15時) (レス) @page41 id: 2b78457879 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 苺とチョコシリーズ、読ませて頂きました^^*とっても面白いです！こちらもいつか更新されるの楽しみにしておりまーす＼(^^)／ (2020年2月3日 21時) (レス) id: 468b4d31bd (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ｻﾏﾕｶさん» これ以上に進んでないのはチャラユノ話なんですよねぇ…^_^; いつもいつも、ありがとうございます。m(_ _)m 励みになります！ (2019年8月29日 16時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2016年6月24日 21時
