寝顔 ページ30
♫
「たっくさん作ったんで遠慮はいらないですよ！
どうぞ！入ってください！」
さすがに激しいお腹の鳴りで観念したのか
顔を真っ赤にしながらも、おとなしく部屋に入ってきた。
そんな様子がなんだか可愛らしく見える。
少し周りを警戒しながら進む彼女に
「玲子さんの部屋に入るのは初めてなんですか？」
思わず声をかけると、
「…ええ。
…基本的にこのマンションは男性グループ向けだから…」
彼女は素直に答えてくれた。
「そうだったんですね！道理で他の部屋はインテリアとかも男性っぽいなぁと思ってました！
あ、その辺にどうぞ、座ってください！」
リビングのソファを指して彼女を誘導し、私はキッチンへと向かう。
カレーの鍋を温め直す間に、まずは何か飲み物を、とグラスにお茶を淹れて持って行く。
「あ、ありがとう…」
そう言って、軽く頭を下げる。
素直な返しに少し、嬉しくなった。
「いま、カレー温めてますから！少し待っててくださいね！」
そう伝えて、キッチンに戻る。
視線の先に彼女をとらえながら、大鍋から少量を小鍋に移して温める。
ご飯は…
申し訳ないけど炊き上がるのは皆が帰る時だから、今は冷凍ご飯のレンチンで我慢してもらおう。
どれくらい食べられるか、お伺いを立てようとソファに座る彼女の元に行ってみたら
「あ…」
彼女は横にあったクッションに身体を少し預けるようにして目を閉じている。
眠ってしまった…？
寝ている顔も綺麗だなぁ、なんて思いつつも
やっぱり少し顔色が優れないようにみえるし、
なんなら韓国で見た時よりも頬もこけているようにも見える。
彼女のグループも色々あるらしいことは、漠然とは聞いているけど…
私は大きくため息を吐いて、
クローゼットからブランケットを取り出して彼女にかけた。
よほど疲れているのか、
彼女はぴくりともせずに寝息をたてる。
…チャンミンさんに相談とかあったのかな…
…実際に付き合っていたのかは分からないけど、
例の映り込み写真の件を見る限り、とても親しくしていた事には間違いがないんだろう。
少なくとも、今はあまり親しくしていないみたいだけど…
こんなに綺麗で才能溢れる人でも
色々と悩むことはあるんだな。
そんなことを思い、
少しでもゆっくりと休めると良いな、とも思った。
♫
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ゆうの(プロフ) - けぃたんさん» ありがとうございます。ただただ、回復を、本人の頑張りを信じるだけです。 (6月4日 6時) (
レス) id: ec52b16ce2 (このIDを非表示/違反報告)
けぃたん(プロフ) - ゆうのさん。ビックリしました。娘さんの容態が良い方向に向くように祈っています。今はまだ落ち着かないとは思いますが、無理はなさらないようにしてくださいね。 (6月3日 22時) (レス) @page39 id: 17b7ddcd96 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - Kaoru26さん» ありがとうございます(*^^*)先は見えてるので頑張って進めますね〜！ (2023年4月4日 22時) (レス) id: ec52b16ce2 (このIDを非表示/違反報告)
Kaoru26(プロフ) - あわわ、ごめんなさいゆうのさん更新本当に楽しみにしてます、ありがとうございます〰️ (2023年4月4日 21時) (レス) @page31 id: 6233d11971 (このIDを非表示/違反報告)
Kaoru26(プロフ) - ゆうのさん (2023年4月4日 21時) (レス) @page31 id: 6233d11971 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2022年10月20日 19時
