あいつと彼女…CM ページ15
♫
『オッパ！ありがとうございました！』
『こちらこそ、楽しかった。ありがとう』
2回に渡るイベントを無事に終えて、ガヨンとあいさつを交わす。
「チャンミンさん、ムン・ガヨンさん、こちらにお願いします！」
スタッフに呼ばれて控室へと向かう。
イベントを終えて、軽くインタビューがあるらしい。
「お疲れ様でした！まずは一枚お写真お願いします！」
スタッフにそう言われ、促されるまま2人並んでカメラマンに向かう。
「親しげな感じで、もう少し近づいてもらえますか？」
リクエストに応えてガヨンに少し重なるように立ち直す。
割と身長がある上にヒールの高さがあるから、
頭がオレの口元まである。
ふと、
韓国でのあいつを思い出した。
小柄なヌナと違って身長のあるあいつ。
あいつもヒールを履いたらこれくらいだろうか…。
ドレスアップした時のあいつと、
そして、
昨日俺とヒョンとでプレゼントしたワンピースを身につけたあいつを思い出した。
「はい！こちら見てくださーい！」
カメラマンの言葉に視線を動かす。
ふわり、と
その動きに合わせてさらりと流れるガヨンの髪から
甘いフローラルの香りが鼻先を掠めた。
ああ。
あいつとは少し違う。
あいつのはこう、
もう少し爽やかな香りだったはず…。
「もう一枚良いですか？
できればお二人顔を見合って！」
カメラマンの要望に応えるように、
少し身体を離してお互いに顔を見合わせる。
お互いにこんな要求にはすっかり慣れたもので、
深く考えなくても見つめあって微笑み合うことができるようになった。
もちろん、
昔は大の苦手だった。
人見知りな上に、若い女性が相手だなんて、
緊張するし恥ずかしいし、なかなか、見つめ合うなんてできなかった。
少しだけ見上げるガヨンの瞳に
やっぱり何か違うものを感じた。
髪の長さも
色も違う。
あいつがメイクしているのなんて、
あの韓国でしか見たことがない。
あいつは、
何かしっかり伝えなくてはいけない時には真っ直ぐに俺を見るくせに
それ以外でちょっと目を合わせると、
挙動不審になって目を逸らすんだ。
すぐに顔を真っ赤にして。
ゆでだこになったあいつを思い出して
くすり、と思わず笑ってしまった。
♫
明けましておめでとうございます☺️
今年も、お付き合いいただけると嬉しいです！
♫
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ゆうの(プロフ) - けぃたんさん» ありがとうございます。ただただ、回復を、本人の頑張りを信じるだけです。 (6月4日 6時) (
レス) id: ec52b16ce2 (このIDを非表示/違反報告)
けぃたん(プロフ) - ゆうのさん。ビックリしました。娘さんの容態が良い方向に向くように祈っています。今はまだ落ち着かないとは思いますが、無理はなさらないようにしてくださいね。 (6月3日 22時) (レス) @page39 id: 17b7ddcd96 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - Kaoru26さん» ありがとうございます(*^^*)先は見えてるので頑張って進めますね〜！ (2023年4月4日 22時) (レス) id: ec52b16ce2 (このIDを非表示/違反報告)
Kaoru26(プロフ) - あわわ、ごめんなさいゆうのさん更新本当に楽しみにしてます、ありがとうございます〰️ (2023年4月4日 21時) (レス) @page31 id: 6233d11971 (このIDを非表示/違反報告)
Kaoru26(プロフ) - ゆうのさん (2023年4月4日 21時) (レス) @page31 id: 6233d11971 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2022年10月20日 19時
