違う世界…CM ページ13
♫
『チャンミニオッパ？大丈夫？』
『ん？あ、ああ？ああ、うん、大丈夫！』
移動中の車の中で、ぼんやりとしていた俺の目の前に手のひらをひらつかせて、ガヨンがのぞき込む。
明日のイベントに向けて、今日来日した彼女を迎え、打ち合わせを兼ねて食事をするレストランへと向かっていた。
『なんだか眠そう』
『ああ…うん。昨夜ちょっと寝るのが遅くてね･･･』
『お仕事、忙しいんですね』
『あーー、うん。おかげさまでね･･･』
まさかの、YouTubeに熱中して寝れなかったとは言えない・・・
そうなんだ。
あいつ。
千葉。
聞いてみたらなかなかの実力の持ち主で。
悔しいけど「好きだなぁ」と思う曲もあったりして。
次から次へと見聞きしているうちに夜は明け始めてしまって。
『すごいですよね〜
今回のイベントも、応募総数がとんでもなかった、って聞いてます！
日本でのオッパの人気、本当にすごいんですね！』
『韓国じゃもう年寄りだしね』
『そ、そんなこと言ってないですよ〜！
オッパは若いです！私より9つも上だなんて思えないくらいお肌ツヤツヤじゃ無いですか〜』
『精神年齢が肌にも現れてるのかもね〜』
『もうー！何言ってもダメじゃ無いですか〜！』
『はっはっはー！』
久しぶりのガヨンとの会話に
撮影の日々を思い出した。
普段のアーティストとして存在している自分とは違う世界。
どんな事も自分の経験値になる、とヒョンは言う。
色々なことを経験して、人としての深みが出れば
それが自然とパフォーマンスにも現れる、と。
だから、自分にできることはできるだけやってみようと思えるようになった。
やってみなければわからないんだ。
自分の幅を自分で狭めることだけはしない。
そして、他人に狭められる事もされたく無い。
そのためには全力を尽くして向き合っていかなくてはならない。
そうして、少しずつでも世界を広げていくんだ。
個室のあるレストランで、会社関係のお偉方と一緒に食事を済ませ、
また、カンさんの運転でガヨンを宿泊するホテルへ送り届け、俺のマンションへ向かう。
マンションに近づいた時、最上階を見て窓に灯りがない事に気がついた。
…ヌナはまだか…
そんなことを思い、地下駐車場でバンから降りる。
「じゃあ、明日は10時に来るからな！」
「はい！よろしくお願いします」
バンが駐車場を出るのを見送り、エレベーターに乗り込んだ。
♫
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ゆうの(プロフ) - けぃたんさん» ありがとうございます。ただただ、回復を、本人の頑張りを信じるだけです。 (6月4日 6時) (
レス) id: ec52b16ce2 (このIDを非表示/違反報告)
けぃたん(プロフ) - ゆうのさん。ビックリしました。娘さんの容態が良い方向に向くように祈っています。今はまだ落ち着かないとは思いますが、無理はなさらないようにしてくださいね。 (6月3日 22時) (レス) @page39 id: 17b7ddcd96 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - Kaoru26さん» ありがとうございます(*^^*)先は見えてるので頑張って進めますね〜！ (2023年4月4日 22時) (レス) id: ec52b16ce2 (このIDを非表示/違反報告)
Kaoru26(プロフ) - あわわ、ごめんなさいゆうのさん更新本当に楽しみにしてます、ありがとうございます〰️ (2023年4月4日 21時) (レス) @page31 id: 6233d11971 (このIDを非表示/違反報告)
Kaoru26(プロフ) - ゆうのさん (2023年4月4日 21時) (レス) @page31 id: 6233d11971 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2022年10月20日 19時
