突入！ ページ7
★★★
チャンミンくんが道中何度かLINEを入れたり、電話をしたりしているのになかなか出なくて、
結局お伺いを立てる暇もなく、二次会会場のバーの前にいた。
……ふぅ。
「いきますよ？」
チャンミンくんが改めて私を見る。
「……うん！」
肩に力の入ったまま、大きく頷いた。
チャンミンくんがゆっくりと扉を開けるのを
緊張した面持ちで見守る。
心音が最高潮に達して、その扉をくぐった時
「…なんだ？こりゃ」
目の前で繰り広げられる様子に、チャンミンくん共々目が丸くなった。
団子のようにまとまった皆が何やら韓国語で騒いでいて、
その輪に向かって、ユノくんが何やら叫んでいる。
な、なんだろう？？
ユノくんの言葉に聞き覚えのある単語が出てきた。
よさこい？
「はぁーーん、なるほど」
チャンミンくんが、納得したように頭を小さく縦に振る。
「例の、よさこいのふんどし動画を見ているようです」
「あ！やっぱり？」
「え？わかったんですか？」
「あ、ううん。ユノくんが�爐茲気海き瓩辰童世辰燭里�聞こえただけだよ」
「ああ、なるほどね」
私の言葉に返しながらも、チャンミン くんの意識は団子になってる皆に向かう。
すると、輪の外から信じられないくらいの美女が近づいて行って、周りを蹴散らしていくのが見えた。
ユノくんのらしいスマホを手に、ニッコリと笑ったその笑顔は本当に美しくて、
彼女の言葉に周りが一層沸いた。
そんな中、何人かの女の子が同調することなく、真っ直ぐにユノくんやその美女を見ていることに気がついた。
……あ。
その中には、夏の小樽で偶然会った同じピアスの女の子もいた。
その瞬間
皆の関係性がなんとなくわかった気がした。
「ヌナ、行きますよ」
チャンミンくんに声をかけられ、我に返る。
「あっ、はいっ！」
チャンミンくんはその輪の中にズンズン進んでいくから
私もはぐれないようにぴったりと後ろについて行く。
何をするのかと思ったら、いきなりユノくんのお尻を撫であげた。
えっ……！！
思いっきり目が点になる。
チャンミンくんの行動に驚いたユノくんがびっくりして振り返り、
そして、背後にいる私にも気がついて、更に目を丸くした。
★★★
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ゆうの(プロフ) - まゆまゆさん» 止められないよー！止めるものもないよー！！突き進むのみ！！ (2020年4月6日 9時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - キャーッ////キター！こうなったらもう止められないよね。ドキドキして眠れなくなりそうです。この続きを想像して（笑） (2020年4月6日 1時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 頭の中はA V監督だわよ…(//∇//) (2020年4月5日 22時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - だよねー＾＾ (2020年4月5日 22時) (レス) id: 24fba8a938 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 想像している頭の中は覗かないでいただきたいところですね！！(笑) (2020年4月5日 22時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2020年3月10日 16時
