罪悪感 ページ45
★★★
優しいユノくんに
毒を吐き切った。
吐いた後に残るのは
罪悪感。
そんな想いを抱いてしまうことと
ぶつけてしまったことへの…。
ユノくんは微かに震える私の左手を握ったまま、
空いた腕で静かに抱きしめてくれた。
そして
「……そのままで良いんです……」
優しい声で言ってくれた。
「…だって
僕が好きになったのは今のAさんなんだから。
大人でいて欲しいわけでも
寛容でいて欲しいわけでもないですよ？
だってAさんは…
子供みたいに可愛い時も、頼り甲斐のあるお姉さんの時もあるし
僕のわがままに付き合ってくれる寛容さをちゃんともってくれてますよ。
子供だったり大人だったり…
寛容だったりわがままだったり…まぁ、わがままはあまり無いですけど。
Aさんの
そんな色んな面が好きなんです」
ユノくんの優しい温もりと
優しい言葉に
涙がポタポタと落ちていく。
「…ああ！泣き虫なところも好きですからね？
まぁ〜……泣いちゃうと眠っちゃうところだけがちょっと…残念ですけど！」
そんなユノくんの言葉に
「…ふふっ…」
涙は止まり、思わず声を出して笑ってしまった。
ユノくんは
そんな私を覗き込み、優しい瞳で見てくれている。
「1番好きなのは…
僕の隣で笑っているAさんですよ…？」
なんて
幸せな言葉だろう。
「その笑顔を守るために
出来るだけジヒョンとの接点はもたないようにします」
「…！ユノくんそれは…！」
「大丈夫。実は帰り際に僕とも喧嘩してるし…多分彼女の方から近づいてくることは今後は無いと思うし…
Aさんが思うように、彼女はプライドが高いからね。
でももしニアミスがあった時には、僕は確実に拒否しますから。
Aさんを泣かすヤツは敵です！」
明るく話してくれているけど
きっとユノくんは
今までの人生で
こんな風に人を分けたことはないはず…
「……ごめん…なさい…」
思わず謝ると
「こんなのは可愛いわがままの範囲です。
僕だってAさんに元カレには会って欲しくありませんから！
できれば僕のわがままも聞いてくださいね！」
そんな風に言ってくれる。
「も、もちろん！会うことなんてないよ！？
大体随分と昔の話だし！なんなら顔もちょっと…忘れかけてるくらいだし…！」
「……え？」
ユノくんの目が丸くなった。
★★★
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ゆうの(プロフ) - まゆまゆさん» 止められないよー！止めるものもないよー！！突き進むのみ！！ (2020年4月6日 9時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - キャーッ////キター！こうなったらもう止められないよね。ドキドキして眠れなくなりそうです。この続きを想像して（笑） (2020年4月6日 1時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 頭の中はA V監督だわよ…(//∇//) (2020年4月5日 22時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - だよねー＾＾ (2020年4月5日 22時) (レス) id: 24fba8a938 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 想像している頭の中は覗かないでいただきたいところですね！！(笑) (2020年4月5日 22時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2020年3月10日 16時
