執着 ページ41
★★★
「もちろん…Aさんが元カレとどうこうなるとか、そんなことは思いませんけど
それでも、単純に僕以外の男と親しくしているのは嫌なんです。
それが元カレなんてなったらもう！！
できればその首根っこ捕まえてひょいっ、とゴミ箱にでも捨ててやりたい気持ちになりますから！」
そう言って
ユノくんが何かをつまみ上げてポイっとするジェスチャーをした。
「……ユノくんが？」
「…え？」
「…ユノくんでも、そんなこと思うの？」
私だけじゃ無い？
こんなドス黒いモヤモヤとする想いを持て余すのは…。
過去のことがあって
出来るだけ執着しないようにしたいと思っていた。
執着してしまうと
無くした時が辛くなるから。
出来るだけ心穏やかに生きていきたいと思っていたから。
だけど
ユノくんを好きになる事で
私の中にも執着が生まれ始めた。
無くなるのが怖いんじゃない。
こんなモヤモヤする負の感情を持ってしまうことで
ユノくんに幻滅されてしまうことが怖くて…。
ユノくんが掴んでくれている手を
気がつけば私も必死に握っていた。
すがるような瞳でユノくんを見る私に
「…もちろんです。何回でも言いますよ？
だって、僕はそれだけ本気でAさんが好きだから」
そう言ってくれるユノくんの
笑顔が揺れ始めた。
「…周りの男に焼きもち妬く、こんな僕は嫌いですか？
見たこともない元カレに対して焼きもち妬く僕は嫌ですか？」
どこまでも優しいユノくんの声に
私は目を瞑り、必死に頭を横に振る。
涙の粒が空中に舞った。
「…良かった！
僕も同じですからね。むしろ、やきもち妬いてくれるAさんは大歓迎です！」
ユノくんはそう言って
人差し指で私の涙を拭ってくれた。
ふふっ…
思わず口元が緩む。
私が笑ったのをみて同じように笑ってくれたユノくんは
私の手を引いて
ベッドサイドへと導いていく。
腰を下ろして、その隣をパンパン、とたたいた。
かなりの恥ずかしさの中
言われるままに、その隣に腰をかける。
★★★
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ゆうの(プロフ) - まゆまゆさん» 止められないよー！止めるものもないよー！！突き進むのみ！！ (2020年4月6日 9時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - キャーッ////キター！こうなったらもう止められないよね。ドキドキして眠れなくなりそうです。この続きを想像して（笑） (2020年4月6日 1時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 頭の中はA V監督だわよ…(//∇//) (2020年4月5日 22時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - だよねー＾＾ (2020年4月5日 22時) (レス) id: 24fba8a938 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 想像している頭の中は覗かないでいただきたいところですね！！(笑) (2020年4月5日 22時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2020年3月10日 16時
