湿布と包帯 ページ36
★★★
シャワーを済ませて、タオルドライをしながらふと、考える。
いきなりのことでなんの準備もできていない…
寝る時のパジャマはグレーのストライプの可愛いものが準備されていたから心配ないけど…。
仕方ない。
なんなら明日朝イチで下着をコンビニででも仕入れれば良いか…。
…さすがにノーパンノーブラと言うわけには…
なんか……準備万端感がありありで無理だし……。
考えながら身体中が真っ赤になった。
下着を身につけながら
心の中で佳奈に感謝する。
�爐海譴�らは毎日ちゃんと上下揃えた、パンツのゴムもブラジャーの肩紐も伸びていないものをつけなさい！
みせるためだけじゃないよ？
姿勢の問題！
きちんとした下着をつけていれば、中から女度があがるから！��
そう言われてから
あの日に買った下着をきちんと身に着けていたから。
…まさか、こんなタイミングになるとは思わなかったけど…。
下着をつけて、パジャマを着る。
髪の毛を乾かして
顔の保湿を済ませた。
スッピンに
ため息が出る。
「……はぁ…」
下がりかける頭を
気力で上げる。
だめだめ…！
これが私。
これ以上でも、
これ以下でもない。
ありのままの自分。
意を決して、荷物をまとめてバスルームを出た。
カチャリ、とドアの開いた音を聞きつけてくれたらしいユノくんがダッシュしてくる。
「…えっ」
そのスピードに驚いていると
彼はすかさずまた私を抱き上げて、ベッドサイドまで連れてきて座らせてくれた。
私は
声を出す余裕もない。
そのまま直ぐにまた、私の足元に跪き、優しく右足に触れた。
「…うん。やっぱり腫れる心配はあまりなさそうだね」
そう言って、今度こそ湿布をしてくれた。
念のため、と、その上から包帯を巻いてくれるのだが…
「？あれ？こっちがこうだからこうすると……あれれ？」
足首にグルグルと巻きつけるだけなのに
なんだか微妙な巻き具合になっていく。
「ああ、貸して？最後はこうすると良いよ」
私はユノくんから包帯の端を受け取り、ある程度を引き裂いた。それを結び、裂いた部分を足首にぐるりと渡して結ぶ。
「…ああ！なるほど！…って言うか……」
「…え？」
「…Aさんに自分でやってもらったほうが綺麗だったんじゃ…」
ユノくんの肩が落ちるのが見えた。
★★★
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ゆうの(プロフ) - まゆまゆさん» 止められないよー！止めるものもないよー！！突き進むのみ！！ (2020年4月6日 9時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - キャーッ////キター！こうなったらもう止められないよね。ドキドキして眠れなくなりそうです。この続きを想像して（笑） (2020年4月6日 1時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 頭の中はA V監督だわよ…(//∇//) (2020年4月5日 22時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - だよねー＾＾ (2020年4月5日 22時) (レス) id: 24fba8a938 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 想像している頭の中は覗かないでいただきたいところですね！！(笑) (2020年4月5日 22時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2020年3月10日 16時
