先へ… ページ33
★★★
ふわふわのお布団に2人で転がる。
その上、ユノくんに抱きしめられた。
ギュッ…、と。
ユノくんの大きな身体にしっかりと守られているような気持ちになる。
ドキドキするけど
温かい。
泣きまくったのと、その温もりのせいで
うっかり意識を失いそうになった、その時だった。
「そうだ！足！」
ユノくんがいきなり飛び起きた。
「…え、え？？」
ついていけずにベッドサイドに座ったままの私をよそに
ユノくんは湿布と包帯を手に戻ってきた。
「足、みせて？」
足元に跪き、私の右足を手に取った。
「湿布なんてどこから？」
「フロントでお願いしたんだ。捻挫まではいってないと思うけど、念のため、ね」
そう言って私の足首を確認しようとするから
「あっ、で、でも私、ストッキング履いてるから脱がないと…！」
「あ、そうか！」
言ってしまってから気恥ずかしくなる。
ぬ、脱がなきゃいけない…ってことよね？？
ど、、どう脱げばいいんだ？？
1人テンパってると
「じゃあ、ついでにシャワーしてしまった方が良いですね。Aさん、先にどうぞ？」
「えっ？！あ、いやその…シャワーは…」
「レディファーストです。お連れしますね」
ユノくんはそう言って、またも軽々と私を抱き上げて、バスルームへと向かった。
ドアの前で
「じゃあ、ごゆっくり」
そう言って早々に立ち去っていく。
バスルームに残された私。
しばらく思考力が停止して呆然としていた。
ええと……
とりあえず、シャワーは浴びなきゃ、かな。
冬とはいえ汗もかいたし。
身体の隅々まで綺麗にしなくちゃだし。
……え。隅々……？？
そんなことを考えてたら顔から火が出た。
洗面台の鏡に映る私の顔は真っ赤だ。
…お泊まりと言うことは
そう言うことなんだよね？
ユノくんも私もいい大人なんだから
進むのは至って普通のことなんだよね…？
�猖佑呂發辰�Aさんを知りたいし、僕のことも知って欲しい。
それは…心だけじゃ無くて、身体も、全てで��
前にユノくんに言われた言葉。
あの時は本当にドキドキしたけど
でもそんな風に思われて幸せでもあった。
改めて
鏡を見る。
どうしてもチラつくあの人の影。
どう見ても私とは正反対なんだもの…。
落ちた視線の先、さっきからユノくんに気遣われている右足が目に入った。
★★★
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 363人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうの(プロフ) - まゆまゆさん» 止められないよー！止めるものもないよー！！突き進むのみ！！ (2020年4月6日 9時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - キャーッ////キター！こうなったらもう止められないよね。ドキドキして眠れなくなりそうです。この続きを想像して（笑） (2020年4月6日 1時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 頭の中はA V監督だわよ…(//∇//) (2020年4月5日 22時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - だよねー＾＾ (2020年4月5日 22時) (レス) id: 24fba8a938 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 想像している頭の中は覗かないでいただきたいところですね！！(笑) (2020年4月5日 22時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2020年3月10日 16時
