抱きしめる…YN ページ32
★★★
あまりに綺麗な月明かりにカーテンを閉めようとしたら
Aさんから声が上がったからその手を止めた。
そう、これはまるで…
「…トマムの月…みたいですね」
同じことを思っていたのかな、なんて思って
ニッコリと笑って見せたら
月明かりを陰にはしているけれど
Aさんも嬉しそうに笑ってくれたのがわかった。
ああ。
やっぱり笑顔でいてほしい。
Aさんの笑顔は
僕を何倍も幸せにする。
その笑顔を守るために
今、きちんと向かい合わなくては。
Aさんの座るベッドサイドの隣に座ったら
「うわわっ！！」
予想以上のふわふわな布団に、思わずバランスを崩し倒れこんだ。
「ふふっ…凄いふわふわだよね」
Aさんから笑みが溢れて。
「…気持ち良いですよ？ふわふわで。Aさんもどうぞ？」
横になったままそう言うと
Aさんの顔がぽんっ、と赤くなった。
「ほうらっ！」
Aさんの腕を取り、倒し込む。
「きゃああ〜」
抵抗虚しく、ゆっくりと倒れ込んでくるAさん。
「う、うわぁ、ほんとだ！ふわふわ！！」
羽毛布団にすっぽりと沈み込み
うっかりすると隣に寝ている僕からも隠れてしまいそう。
邪魔になる布団をかき分けて僕はAさんへと近づき
そして、しっかりと抱きしめた。
「…少しだけ、このままで…
もうずっと…Aさんが不足してるんです」
同じ空間にはいたけれど
だけどこんなに触れ合う時間はもちろん無くて
やっぱりそばにいると欲が出る。
もっと近くにいたい。
触れたい、と。
Aさんも
初めは入っていた身体の力もやがて抜けて
僕のシャツの裾を少しだけ摘むように掴んでくれた。
その動きが嬉しくて
Aさんの温もりを堪能する。
鼻先をくすぐるAさんの髪の香り。
ああ、いつもの香りだ。
安心する。
★★★
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ゆうの(プロフ) - まゆまゆさん» 止められないよー！止めるものもないよー！！突き進むのみ！！ (2020年4月6日 9時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - キャーッ////キター！こうなったらもう止められないよね。ドキドキして眠れなくなりそうです。この続きを想像して（笑） (2020年4月6日 1時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 頭の中はA V監督だわよ…(//∇//) (2020年4月5日 22時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - だよねー＾＾ (2020年4月5日 22時) (レス) id: 24fba8a938 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 想像している頭の中は覗かないでいただきたいところですね！！(笑) (2020年4月5日 22時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2020年3月10日 16時
