本当の理由…YN ページ23
★★★
『いい加減にしてくれ』
唇が触れる前に、ジヒョンの肩を掴んだ。
『僕たちの隔たりはそんなことではなかっただろ？
物珍しさから僕に近づいたのかも知れないけど
早々に僕に飽きていたよね？』
「そ、そんな事ないわ？ユノヤの勘違いよ！」
『付き合い始めて直ぐ、年上の男と付き合ってただろ？僕じゃ物足りない、って言ってたのも知ってるよ？』
「やあね！そんな話するわけないじゃない！
それにユノヤ、せっかく私、日本語覚えて使ってるんだからユノヤも日本語で話してよ！」
『こんな下衆な話を日本語でしたくない』
「…ひどい！」
『…まぁ…あの頃の僕も適当な付き合いしかしてこなかったから…今まではジヒョンを責める気持ちは特になかったよ。でもね…』
真っ直ぐにジヒョンを見る。
『彼女を貶める言葉や行動は見過ごせない』
睨み付けるようにそう言うとジヒョンは怯んだ。
『な、なによ。あんな女のどこがいいの？！
全然美人じゃないし、チンチクリンだし！』
ジヒョンの言葉に、目力を強める。
『ひっ….』
『…いちいちジヒョンに説明する気はない』
『な、なんなのよ！すっかり変わったのねユノヤ！
女相手にそんな顔するなんて！』
『男女関係なく、彼女を傷つけるものは許さない。
ただ、それだけだから
それにジヒョン。
付き合っていた頃はたしかに目を見張る美人だったし、多少わがままではあったけど…
いつの間にそんなに性格が曲がったの？
その性格が顔に現れてるよ！』
真っ赤になったジヒョンは
『はっ？！なに？！言うにことかいて何を言ってる訳？！
私の美貌は変わらないわよ！
なによ！異国の地で寂しい想いをしているんだと思って慰めてやろうと思ってたのに
ユノヤこそ随分嫌味な男になったものね！
そんな男こっちから願い下げだわ！』
ジヒョンは真っ赤な顔でバーへと戻って行った。
…ふぅ。
僕は大きくため息を一つ。
付き合っていた頃は
もっと大人で
綺麗で
ときめいてもいたのに。
『嫌味な男…か』
それも仕方ない。
それでも、僕はAさんを守ると決めたんだ。
バーから出て行ってからそんなに時間は経っていないと思うけど…
でも一体どこへ？
とりあえず、ロビーに向かおうとエレベーターを待っていると
入れ替わるようにチャンミンが飛び出してきた。
「えっ、ええっ、チャンミナ？！」
「ああっ！ヒョン！ちょうど良いところに！！ヌナが…！！」
★★★
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ゆうの(プロフ) - まゆまゆさん» 止められないよー！止めるものもないよー！！突き進むのみ！！ (2020年4月6日 9時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - キャーッ////キター！こうなったらもう止められないよね。ドキドキして眠れなくなりそうです。この続きを想像して（笑） (2020年4月6日 1時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 頭の中はA V監督だわよ…(//∇//) (2020年4月5日 22時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - だよねー＾＾ (2020年4月5日 22時) (レス) id: 24fba8a938 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 想像している頭の中は覗かないでいただきたいところですね！！(笑) (2020年4月5日 22時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2020年3月10日 16時
