胸騒ぎ…YN ページ22
★★★
びっくりしたのは最後のジヒョンからのプレゼントだった。
包装紙を開けて中身を見て目が丸くなる。
『えっ……？！これって…！！』
『欲しがってたでしょ？ユノヤ。
探したのよ〜？』
そこにあったのは
高校時代からファンだったアーティストの限定版のアルバム。
『まじかーー！！すっかり諦めてた！！嬉しいよ、ジヒョン！ありがとう！！』
『さすが元カノだなー！』
『ユノヤの好みにドンピシャかぁ！』
周りの盛り上がりと共に
高校時代のあの、熱狂していたあの頃を思い出し
気持ちが昂りまくって
あんなに気をつけていたはずのジヒョンを思いっきりハグした。
次の瞬間には我に返り、直ぐにジヒョンから離れる。
さっきまでAさんの立っていた場所を確認したけどそこには姿が無くて、胸騒ぎし始めた。
すかさずAさんを探そうとするのを
なんだかんだとジヒョンに邪魔をされる。
『ジヒョンごめん、僕は…』
『…まさかユノヤ、女性に恥をかかせるような事はしないわよね…？』
耳元でさりげなくそんなことを言われ
一瞬、怯んだ。
レディファースト。たしかに女性に恥をかかせる事は僕の本意では無い。
だけど…
僕は目の前のジヒョンの肩を掴んで距離を置いた。
『ごめん。一番大切なものを守らなくちゃ…』
ジヒョンにそう伝えて
『ドンホ！ごめんちょっと席を外すから！』
嫌な予感がする。
ぐるりと店内を見回すけど、Aさんの姿が確認できない。
バーのドアを開けて廊下へと進む。
「ユノヤ！！」
僕の後をついてきたらしいジヒョンに声をかけられて足が止まった。
「そんなにあの女がいいの？！」
「あの女…って言い方はやめてくれよ」
「どこがいいわけ？」
「どこが…って………え？に、日本語？？」
びっくりして
思わず真っ直ぐにジヒョンを見た。
ジヒョンは口角を上げてゆっくりと近づいてくる。
「…勉強したのよ？だって、私とユノヤの間の問題は日本で暮らしたい貴方についていけるか、だったでしょ。
だから必死に勉強したの。
今では日常生活には全く困らないくらいに話ができるわ」
ジヒョンの腕が
僕の首回りを這ってくる。
「だからもう、私たちを隔てる壁はないのよ？
ねぇ、思い出して？
2人で過ごした日々を…」
そう言って
少しずつ近づいてくるジヒョンの唇。
★★★
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ゆうの(プロフ) - まゆまゆさん» 止められないよー！止めるものもないよー！！突き進むのみ！！ (2020年4月6日 9時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - キャーッ////キター！こうなったらもう止められないよね。ドキドキして眠れなくなりそうです。この続きを想像して（笑） (2020年4月6日 1時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 頭の中はA V監督だわよ…(//∇//) (2020年4月5日 22時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - だよねー＾＾ (2020年4月5日 22時) (レス) id: 24fba8a938 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 想像している頭の中は覗かないでいただきたいところですね！！(笑) (2020年4月5日 22時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2020年3月10日 16時
