初めての…YN ページ3
★★★
どこか思いつめたような瞳のサラに
安心して欲しくてその頭にポンポン、と触れた。
と、同時に周りが沸く。
『…ちょっとユノヤ…！
そんな子供扱いしたらかわいそうよ？
彼女もれっきとしたレディなんだから！』
ジヒョンがそう言って僕の腕を取った。
『え、あ、いやそんなつもりじゃ…』
ジヒョンはそのまま視線をサラへと移す。
『大丈夫？ほんと、ユノヤってば相変わらず乙女心がわかってないんだから。
私から良く言って聞かせておくから、ね？』
『……』
俯いたままのサラは
『…サラ？ごめん、子供扱いしたわけじゃ…』
僕が声をかけると同時にくるりと踵を返して小走りでバーを出て行った。
『あ、、サラ！！』
その後を追おうとした僕の腕を
ジヒョンがしっかりと掴む。
『そっとしておいてあげなさいな！1人でいる方が冷静になれるわよ。
それにメイクも直したいでしょうし。
少しは女心がわかるようになったかと思ったのに、
相変わらずねぇ、ユノヤ』
そう言って、僕の腕に絡んできた。
その腕に
ジヒョンの胸の柔らかな感触がダイレクトに伝わってくる。
ドキン、と、心臓が跳ねた。
3歳年上のジヒョンと付き合ったのは、僕が高校生の時。
学校生活では接点がなかったけど
高校のスキーサークルのOBとして時々参加していたジヒョンと知り合った。
既に大学生だったジヒョンは僕の目にはとても大人に見えて
高校時代も大学でも校内一と言われる美貌の持ち主で、
僕もときめいた時期があった。
2年生の時に告白されて、付き合いだして
でも、日本の大学に行くための準備や、兵役につくための準備をするうちに少しずつすれ違い始めて
やがて、自然消滅した。
それはそれで仕方ない、と思ったし
ジヒョンに新しい彼氏ができたと噂を耳にした時も、特に胸が痛むことはなかった。
それは今まで付き合ったことのある彼女と大きく差はないけれど
唯一違うのは
彼女が、僕の初めての女性だった、ということだ。
★★★
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ゆうの(プロフ) - まゆまゆさん» 止められないよー！止めるものもないよー！！突き進むのみ！！ (2020年4月6日 9時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - キャーッ////キター！こうなったらもう止められないよね。ドキドキして眠れなくなりそうです。この続きを想像して（笑） (2020年4月6日 1時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 頭の中はA V監督だわよ…(//∇//) (2020年4月5日 22時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - だよねー＾＾ (2020年4月5日 22時) (レス) id: 24fba8a938 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» 想像している頭の中は覗かないでいただきたいところですね！！(笑) (2020年4月5日 22時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2020年3月10日 16時
